【LINE Thailand】「LINE CONFERENCE THAILAND 2025」を開催。
- 2025/3/21
- 企業PR

3つの新サービス「LINE PREMIUM」「LINE GIFT」「LINE HEALTH」に加え、パートナー向けテクノロジー・ロードマップを発表

LINEヤフー株式会社の子会社であるLINE Company (Thailand) Limited(以下、LINE Thailand)は、3月4日にタイにおいて事業戦略説明会「LINE CONFERENCE THAILAND 2025(以下、「LCT25」)」を開催しました。当日は、新サービスおよびパートナー企業にさまざまなビジネス機会を提供するテクノロジー・ロードマップを発表しました。
『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』という新たなミッションのもと、LINE Thailandはデジタル世界におけるライフプラットフォームとしてさらなる飛躍を目指していきます。イベントでは、3つの新サービス、「LINE PREMIUM」、「LINE GIFT」、「LINE HEALTH」を発表しました。また、グローバルで「LINE FRIENDS」などのIP関連事業を展開するIPXとウェブトゥーン事業を展開する「LINE WEBTOON」が、タイ市場向けの新たなIP事業戦略を発表し、人気キャラクターやコンテンツとブランドとの協業計画について説明しました。技術面では、「LINE MINIAPP」やタイの開発者向けサポートプログラム「LINE DEVELOPER PARTNER」などを紹介しました。
■タイユーザーの日常のあらゆるシーンに「WOW」や「!」を届けるライフプラットフォームへ
LINE Thailandの最高執行責任者(COO)であるNorasit Sitivechvichitは、「私たちは、人々をつなぐことに重点を置いていた従来のミッション『Closing the Distance(世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮めること)』から、新たなミッション『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』へと向かっています。LINE Thailandは、強みであるチャット機能とサービス開発戦略(ハイパーローカライゼーションとヒューマナイゼーション)を活用しながら、5,400万人※1のタイユーザーのニーズを把握し市場の状況を分析しています。これにより、2025年の新サービスを通じた「WOW」「!」な体験の創出や、「LCT25」で紹介するような企業や開発者向けのさまざまなコラボレーション機会の提供が可能となりました。今年のイベントは、タイのプラットフォームエコシステムとデジタル産業にとって大きな節目となることでしょう。」とコメントしました。
■2025年に3つの新サービス、「LINE PREMIUM」、「LINE GIFT」、「LINE HEALTH」をローンチ
LINEアプリでは今年3つのサービスのローンチを予定しています。
1. LINE PREMIUM:月額制のサービス「LINE PREMIUM」では、LINEアプリでのチャット体験を向上させる限定機能を提供します。月額会員費169バーツ(日本円で約750円※2)で、LINEのアプリアイコンのカスタマイズ、フォントの変更、サブプロフィールの作成、メッセージバックアップ機能(最大100GBのストレージにメッセージ、写真、ファイル、動画を無期限で保存)などが可能です。さらに、総合通販サイト「LINE SHOPPING」のほかフードデリバリーや食料品配達、タクシー配車などを提供するオンデマンドサービス「LINE MAN」の特典も利用可能です。本サービスは今年の第2四半期(2025年4月〜6月)に開始する予定です。

2. LINE GIFT:デジタルギフトサービス「LINE GIFT」は、LINEでつながっている友だちにギフトをプレゼントできるサービスです。LINEのトーク内で直接LINEの友だちへ簡単に人気ブランドのデジタルクーポンや商品などを贈ることが可能です。配送ギフトの場合でも受け取る側が自分で住所を入力するため、相手の住所がわからない場合でもギフトを贈ることが可能です。主な機能としては、受け取る相手が好みに応じて商品の色やサイズを選択し、ほしいものリストを設定するなどの機能があります。また、スケジュール機能により、特別な日にタイムリーにクーポンを届けることができるため、LINEトークを通じて充実したコミュニケーションを図ることができます。本サービスの提供は今年の下半期(2025年7月以降)を予定しています。

3. LINE HEALTH:「LINE HEALTH」は、3月4日から試験的に提供を開始したオンライン診療プラットフォームです。LINEのコミュニケーションプラットフォームとしての強みを活かし、ユーザーをオンライン医療サービス事業者とつなぐことで、“病院から遠い場所に住んでいる”、“病院に行く時間がない”といった患者の悩みを解決します。医療・専門ヘルスケアサービスを提供する「Health At Work」のサービスと大手医療保険各社をシームレスに統合し、ワンストップ・ソリューションを提供します。また、認定精神科医や心理学者とユーザーをつなぐオンラインメンタルヘルス相談サービス「OOCA」※3もサービスに含まれています。相談サービスのほか、健康に関する最新情報の提供も行います。近日中には、健康関連商品を扱うハブとなるHealth Shopを展開するとともに、タイの国家保険安全保障局など他のサービス事業者と連携することで、連携ネットワークを拡大していく予定です。「LINE HEALTH」はこれらの機能拡大により、タイ全土のユーザーに包括的なデジタルヘルスケアサービスを提供することを目指しています。ユーザーは「LINE HEALTH」のLINE公式アカウント@LINEHEALTHを友だちに追加することで、サービスを利用できます。



■IP事業戦略をタイで初めて発表:IPXと「LINE WEBTOON」でビジネスチャンスを無限大に
IPXと「LINE WEBTOON」は、タイ市場向けの新たなIP事業戦略を発表しました。「LINE FRIENDS」などのIP関連事業を展開するIPXは、グローバルブランドを生み出すクリエイティブスタジオへと進化しています。また、「LINE WEBTOON」は、世界有数のウェブマンガプラットフォームとして、ウェブマンガサービスからIPビジネスへと事業を拡大しています。


■「LINE MINIAPP」の紹介と「LINE DEVELOPER PARTNER」の開始
LINEの機能を拡張する「LINE MINIAPP」を発表しました。「LINE MINIAPP」は、開発者がLINE上で独自のアプリを作成することで、ネイティブアプリ開発の制約となっている膨大な時間と開発リソースの軽減が可能になります。ユーザーはLINEアプリさえあれば、個別のアプリダウンロードやログインが不要なため、スムーズに自社サービスの提供が可能です。加えて、開発者が実際にミニアプリの開発を始める前に試すことができる、「LINE MINIAPP Playground」も紹介しました。パートナー社であるThe OmeletとAnybot Thailandからは、企業や開発者がミニアプリをさらに手軽に作成できるソリューション(ローコードミニアプリ)が紹介され、また、世界各国でホスピタリティ業界のブランドや組織向けに「LINE MINIAPP」を提供してきた実績を持つOKKAMIからは、事例と技術の紹介がありました。

さらに、LINE Thailandは、タイの開発者のスキル向上を目的とした「LINE DEVELOPER PARTNER」プログラムを立ち上げました。本プログラムでは、LINE Thailandが包括的なサポートを提供します。現在、タイ全土の開発組織から申請を受け付けており、選ばれた組織には、LINE Thailandから、専門的なノウハウの提供やマーケティング支援、ビジネスパートナーと共同プロジェクトを行う機会を提供します。
ほかにも、LINE Thailandは「タイの人々のオープンプラットフォームである」というビジョンのもと、将来的にはインフラを外部の開発者に開放し、LINE上でサービスやソリューションを開発できるようにする予定です。これにより、柔軟性の向上、リソースコストと時間の削減、企業や外部開発者の効率改善が期待できます。加えて、スケジュール管理やタスク管理などユーザーのさまざまなニーズに応えるボットの作成が可能な「BOT MARKETPLACE」の開発を予定しています。開発者は、このマーケットプレイス内でボットプロジェクトを作成・発表し、グループチャットで仕事やライフスタイルを改善できるようなツールを求めるユーザーにリーチすることが可能です。

※1 2024年12月末時点。iOSとAndroid端末におけるLINEの利用者数から、同じ電話番号で認証された別の端末の利用者数等を除いた数値
※2 2025年3月17日基準
<LINE Thailandについて>
2014年に設立されたLINE Thailandは、タイでの販売・マーケティング戦略、タイ市場向けの新規事業やサービスの開発を行っています。LINE Thailandは、LINE SHOPPING、LINE VOOM、LINEスタンプ、LINE MELODY、LINE TODAY、LINE OPENCHAT、LINE for Business、LINE公式アカウント、LINE MAN、LINE GAME、LINE WEBTOON、LINE BK、LINE Payなど、さまざまなサービスを通じて包括的なデジタルライフエコシステムを提供しています。