前進党の元指導者ピター氏、デジタルばら撒き政策破綻の場合、タイ貢献党に「プランB」を提案。

前進党の元指導者ピター氏は2月10日、タイ貢献党主導政府が大々的に宣伝しつつも、批判の多いデジタルウォレットばら撒き政策の代わりとなる「プランB」を提案しています。

ピター氏は政府に対し、すでに実施が延期延期とされているポピュリズム的な給付キャンペーンが最終的に立ち消えになった場合、「プランB」を実行するよう助言したと伝えられています。

ピター氏は、現時点で詳細は明らかにしませんでしたが、政府が推し進めているトップダウンのアプローチではなく、ボトムアップの経済学が国のあらゆる地域に適用されるべきだと述べています。

同氏によりますと、昨年末以降、公共部門の支出と輸出量が減少する一方で、外国人観光客の増加にもかかわらず国内経済は減速していると主張しています。

党首でも何でもないピター氏ですが国民からの人気が高く、方々から妬まれ敵が多い。

 

「プランB」の詳細は明らかにされていませんが、「考え方」は本誌が常に主張しているものと全く一緒です。
タイ貢献党主導政府が推し進める政策は、どれもこれも選挙票へのばら撒きばかりで、何をするにも自分たちが目立とうすることが先んじています。
ソフトパワー政策に関しても、基本的にソフトパワーは民間から派生するものでボトムアップが必要なものを、トップダウンをやろうとするので、ただただ税金を使って式典を行っているだけで、なんの補助にもなっていません。

底力が付かなければ、薬物を使用して一瞬の快楽を味わうのと一緒で、しょせん持続しません。
そのことは一部のタイ人もよくわかっているのですが、何分格差が激しいタイ社会なので…。
それでも今がタイの転換期であることは、間違いありません。

 

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