タイと韓国の関係性が悪化中。タイ人「韓国の入国管理官は失礼だ」韓国人「タイ人は犯罪を持ち込むから当然」

タイと韓国のネチズンの間の緊張は、Xのハッシュタグ#BanKoreaがトレンド入りすることによってさらに高まっています。

すでにお伝えしておりますが、タイのネット民らは#韓国への旅行禁止と#韓国入国管理局という2つの著名なハッシュタグで炎上しており、11月3日さらなる議論を引き起こしています。

韓国でタイ人旅行者が次々と入国拒否に! それでも韓国に行く理由ってなんなんすか?

渡航禁止を求める声の根源は、韓国を訪れたタイ人旅行者の中に、広範な書類を提出したにもかかわらず、入国を拒否され強制送還となってしまった人が多数出ていることにあります。

オンラインで同様の経験を共有した多くのネチズンは、韓国の入国管理官がタイ旅行者に対して失礼な態度をとった例を強調し、さらに火をつけました。
この不当な扱いは、一部のタイ人が肉体労働の需要が高い製造業や農業などの分野で働くために韓国に不法入国している事実によってさらに悪化しています。

しばしば「ピィノイ」(小さな幽霊)と呼ばれるこれらの不法就労者は、その数は10万人以上と推定されており、人知れず韓国に今も居住しています。
タイと韓国の当局もこの問題をよく認識しているようです。
残念なことに、この影響の矢面に立たされているのが正規で旅行を楽しみたいと考えるタイ人観光客でした。

これに反応して、韓国では、タイ人は韓国国内における最大の不法就労者のグループであると主張しました。
彼らは、これらの人物が麻薬の販売などの犯罪行為に関与しており、韓国で問題を引き起こしていると付け加えます。
従って韓国人は、入国検査における入国管理当局の取り組みは正しいと称賛しています。

これに対し、タイ人側はタイ国内の韓国企業の合法性について、やり玉に挙げています。
多くのタイ人は、タイのレストラン、クラブ、理髪店で働いている韓国人がいると主張します。

韓国におけるタイ人不法労働者の問題は2017年頃から始まったと伝えられています。
韓国入国管理局の情報によると、2018年には観光客やビザの期限を過ぎて滞在した人を含め、合計16万8,711人のタイ人が韓国に滞在していると報じられています。

このうち合法的な出稼ぎ労働者はわずか2万4,022人で、残りはタイ語で「ピィノイ」と呼ばれる不法労働者で、その数は約14万人のぼると言われています。

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