フアヒンでもゴールドショップ強盗。一度も成功例を聞いたことがない金行を、なぜ狙う?

タイはその昔、貨幣への信頼度が低かったため、より信頼度の高い「金(ゴールド)」の取引きが盛んにおこなわれていました。
それは現代にも引き継がれています。
その結果、「金行(ゴールドショップ)」が街のあちこちにあり、時に強盗の標的となります。
しかしここ最近、強盗が成功した例をきいたことがありませんが…。

フアヒンのゴールドショップで強盗を働いたフードパンダの配達員が警察に自首しました。

容疑者は25歳のナリンパット。
警察が犯行現場から証拠を収集し、目撃者に事情聴取した結果、身元が特定されていました。

8月15日にフアヒン警察署で逮捕となりました。

容疑者は、2023年8月1日に金行で強盗をしたことを認めました。
借金があり、返済するためにお金が必要だったとその動機を語ります。

犯行は次のような形で実行されました。
フードパンダのライダーに扮した彼は、金のネックレスを買うことに興味があるふりをして店に入りました。
店主が見ていない隙に、推定30万バーツ相当のネックレス4本を奪い、そのままバイクで逃走しました。

しかし容疑者は、逃走中にネックレスを2つ落としてしまいました。

容疑者は、約1年間フードパンダのライダーとして働きましたが、家族を養えるほどの収入は得られなかったと身の上を語ります。
彼は友人から5万バーツを借り、タイでこれまたよくトレードされている「お守り」に投資しましたが、お守りは売れませんでした。
友人からローンを返済するよう圧力をかけられたため、ストレスを感じた彼は金買取店への強盗を決意しました。

警察は、容疑者がネックレス2本を押収し、店主に返還しました。
容疑者は強盗の罪で起訴となり、法廷で裁かれる予定です。

警察は、今回の事件に対する国民の協力に感謝しているとコメントしています。 

工場なんかは人手不足なんですから、もっと地道に仕事すればよいのにと思うのですが、お金を得ようとする手段がすべて短絡的で残された家族がカワイチョ。

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