タイ前進党ピター氏、他政党5党と共闘し連立政権を樹立すると宣言。

5月14日に行われたタイの総選挙において、人々の予想を大きく上回って大躍進を遂げたタイ前進党。
その党首であるピター・リムチャルーンラット氏は、タイ貢献党、タイ・サーンタイ党、タイ自由党、プラチャーチャート党と共闘し、309議席を持つ「多数派」の連立政権を樹立すると発表しました。

ピター氏はまた、自分が全てのタイ人のリーダーとなるとも述べています。

一方で、ピター氏がメディア企業のオーナーや株主が政治公職に立候補することを禁じている憲法に違反していると、政治活動家のルアンクライ氏は主張し、選挙管理委員会(EC)に告訴状を提出しています。

ピター氏の躍進は、現政権も以前の政権(タクシン側)も、もううんざりだという多くの人の民意に他なりません。
政争や利権争いのために、度々騒乱が起こることを誰も望んでいないのです。
そういった声を、この選挙期間中、多くのタイ人から耳してきました。
といっても、数的につぎはぎ政権となってしまう以上、前進党がどこまで国民の声にこたえることができるのか。
もしできなければ、また以前のような道路封鎖や衝突事件などが頻繁に起きてしまうことでしょう。

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