道路を不法占拠した者に罰金1万バーツ。通報者には50%の報奨金。そこら中でみかけますけどね。

本誌では、バンコクの渋滞を緩和させたいなら、先ずは路上駐車を止めさせ、交通ルールを守らせることから始めるべきだと再三主張し続けてきました。
タイ政府もある程度は、賛同してくれているようですが…。

タイの渋滞は世界的にも悪名高く有名ですが、市民が勝手に路上駐車のルールを作り、運用していることにも原因があるのかもしれません。

適切な駐車スペースのように見える場所を見つけても、誰かが何らかの障害物を置いて他の人に駐車させないようにしている風景をよく見かけます。
(公道です)
彼らは通常、プラスチック製の椅子やタイヤ、または植木鉢などを置きますが、法的な根拠はありません。

そしてこの度、タイ広報省 (PRD) は、駐車スペースを封鎖する慣行は法律違反であると警告だすこととなりました。
もしそれに違反した者は、1万バーツの罰金が科せられる可能性があります。

さらに広報部は、違反者を警察または地方自治体に報告するよう一般市民にも促しています。

広報省の公式Facebookページへの投稿によると、ビデオや写真などの証拠を提供できる情報提供者は、1万バーツの罰金の50%を受け取る資格があると述べています。

自分の家の前は公道であっても、その家の人が使って良い場所なんだという、非常に勝手な理由で道路を占拠する考え方を多くのタイ人が持っています。
道路だけでなく、路肩や歩道なども不法占拠している輩をみかけることは全く珍しくなく、もはや当たり前のようにすら思っています。
これだけお金が大好きな国民性にもかかわらず、このような賞金稼ぎをなりわいにする人が非常に少ないというのは、やはりその後の報復などに恐怖を感じているのでしょう。
そういった悪循環を、この国は未来永劫続けていくのでしょうか。

 

PRDフェイスブック:https://www.facebook.com/thailandprd
PDR HP:https://thailand.prd.go.th/main.php?filename=index

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