タイの国立公園でプラスティックごみの持ち込みが禁止に。最高で罰金10万バーツ。

4月6日水曜日、タイのすべての国立公園で、使い捨てのプラスチックと発泡スチロールの廃棄が禁止されました。

王立官報に掲載され本日より施行される国立公園野生生物植物保護局の発表によりますと、厚さ36ミクロン未満のビニール袋など、すべての使い捨てプラスチックおよび発泡スチロールのアイテムは、ビニール袋、スプーン、フォーク、ストローなどは国立公園内では許可されません。

違反者は、有罪判決を受けた場合、最高10万バーツの罰金を科せられる可能性があります。

この法令は、海洋公園を含む公園内の野生生物らを、観光客などによってもたらされる廃棄物の危険から保護することを目的としています。

例としては、岸に打ち上げられウミガメの死骸から、観光客の不注意によるビニール袋が胃の中に入っていることが判明したり、鹿の死骸にもそのようなケースが多く見らていました。
また、サンゴもプラスチックのシートで覆われ、被害がでていることがわかっています。

国内のコンビニエンスストアやデパートは、一般的に無料の使い捨てビニール袋を顧客に提供することをやめていますが、それでも小規模な屋台では未だに広く使用されています。

新型コロナにより清潔を求められ、過剰な包装やビニール手袋などもさらに多く使用されるに至っています。
特にタイはプラスティック(ビニールなど)廃棄物排出国として、ワーストなランク国ですので、明らかに改善の余地があり急務でもあります。
観光立国を謳っているわりには、観光に対する配慮はかなりな後進国でもあります。

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