7月にホテルオークラで逮捕された小澤容疑者が再逮捕。繰り返す釈放と逮捕、タイ警察は一体…。

2021年7月末日、タイ日本人社会を騒然とさせたホテルオークラでの小澤秀一容疑者逮捕の一報をご存じだろうか。
そのニュースの続報です。

バンコクのホテルオークラで、小澤秀一容疑者を逮捕。300万バーツの詐欺事件に関与の疑い

タイ警察はここ1週間で2回、元暴力団関係者とされる小澤秀一容疑者を、約3億バーツ(約10億円)近くの被害をもたらしたとされるゴム手袋詐欺で逮捕しました。

中央調査局は、小澤秀一容疑者が元住吉会系暴力団の元メンバーだったと述べました。

消費者保護警察課では、6月8日にチョンブリーのバンラムン地区にあるフアイヤイタンボンにある倉庫を摘発した結果、今回の逮捕につながったと述べています。

警察は、約1億バーツ相当の基準以下(不良品)の医療用手袋と、手袋を詰めるための1万個以上のボックスを発見しました。
この倉庫は、小澤容疑者が借りていたものでした。

パタヤ裁判所はこの件で、11月6日に彼の逮捕状を発行しました。

11月11日警察はまた、容疑者のタイ人の妻(24歳のスパニダとして報道)を、基準以下の医療用手袋を販売し、注文受けたにもかかわらず商品(手袋)を配達しなかったとして逮捕しました。伝えられるところによると、この女性が行った詐欺行為だけでも約400万バーツ(約1350万円)の被害額になるとのことです。

さらに11月12日、警察はチョンブリーのシーラチャー地区ノーンカムにあるコンテナヤードで、6つの貨物コンテナから1千万個を超える基準以下の医療用手袋を発見しました。
それらの手袋も小澤容疑者のものだったと同警察は発表しています。

経済犯罪抑制課が語るには、小澤容疑者は一旦は保釈されたが、11月13日土曜日にバンラムン地区ノンプルーのジョムティエンソイ5で再び逮捕されたとのことです。
彼は、先週金曜日にバンコク南刑事裁判所と刑事裁判所によって発行されたさらに2つの逮捕状の下で指名手配されていました。

この令状では、スイスと米国の2社からの訴状に対応した結果でもありました。
小澤容疑者に医療用手袋を注文したところ、それぞれ1億8千万バーツと8800万バーツを失ったとの内容でした。

CNNが暴露したゴム手袋詐欺事件。トンローの台湾人拉致事件の犯人が被害者だった?!

警察は、小澤容疑者に騙され、生じた被害額の合計は。2億8600万バーツであったと発表しました。
小澤容疑者は多くの高級車を所有していたと言います。

また警察発表では、小澤容疑者はタイ東北地方で英語と日本語を教えていたといいます。
彼の学校はCovid-19のパンデミックの最中に閉鎖となり、違法な医療用手袋詐欺に目を向けたと言います。

ANNニュースによりますと、小澤容疑者はタイの警察に対し「何が起きたのか分からない」「私も騙された」などと話しているそうです。

その前に、タイ警察が釈放と逮捕をくり替えしているのは、一体何故なのでしょうか。

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