「ケムセックス」パーティーを知ってますか?~ファロスサウナ事件続報

昨日お伝えしたファロスサウナ事件の続報です。

ラムカムヘンのサウナが麻薬使用の温床に。緊急事態令にも違反の上、60名を逮捕!

5月23日、バンコクの警察は、新型コロナ流行中の国内で最大級の取り締まりとなった同性愛者の「ケムセックス」パーティー会場で、コロナウイルス制限に違反したとして62人の男性を逮捕したと発表しました。

※ケムセックスとは…特定の性的行動と組み合わせて、男性と性交渉をする男性の間で性を高める薬を使用することを指します。

バンコクのワントーンラーン警察署は、男性らは土曜日の夜にファロスサウナ2で逮捕され、そこで麻薬、針、使用済みコンドームを発見したと述べています。

ファロスサウナ2には2つの建物(1つは50のベッドルームを保有)とスイミングプールとカラオケがあります。

大部分が保守的な仏教社会であるタイは、1956年に同性愛が非犯罪化されて以来、ジェンダーと性的多様性に対する寛容な国として定評があります。

それでもタイのLGBT+の人々は、学校、職場、医療施設で差別や偏見に直面することが多く、家族から拒否されることがよくあります。

パーティーに参加した人々とその主催者は、COVID-19と戦うために昨年3月に施行された緊急法令に違反した罪で起訴され、最大2年の懲役と最大40,000バーツ(約14万円)の罰金に直面する可能性があります。

約30人がこれまでに麻薬の検査で陽性と判断されており、麻薬関連の犯罪でも起訴されるだろうと警察は語ります。

ケムセックスのユーザーは、薬物中毒や過剰摂取、さらには精神的健康の問題のリスクにもさらされています。

LGBT+擁護団体は、今回の逮捕が「無差別」で「病気の蔓延」であるゲイ男性のイメージに寄与するのではないかと懸念していると述べています。

性差別とか何とかの前に、ちょっと自由すぎますよね。

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