カンボジアで鳥インフルエンザの新規感染者を確認。感染者数は7名、うち5名が死亡。

タイとの国境で緊張関係にあるカンボジアですが、こういった面からも今は渡航は控えた方が良いかもしれません。

6月25日、カンボジア公衆衛生省は6月23日に発表した声明で、鳥インフルエンザ(H5N1型)の新たな感染者が確認されたことを明らかにしました。
感染者は北西部シェムリアップ州在住の41歳の女性で、これにより国内の感染者数は合計7人となりました。

声明によりますと、「6月23日に国立公衆衛生研究所で行われた検査結果により、この女性がH5N1型ウイルスに陽性反応を示したことが確認されました。患者は発熱、咳、呼吸困難といった症状があり、現在重体です」と報告されています。

調査の結果、患者の自宅および近隣の家庭で病気や死亡した鶏が確認されており、患者はその鶏に5日間接触して調理・摂取していたことが分かりました。
その後、体調不良を訴えるようになったとのことです。

現在、保健当局は感染源の特定を進めており、疑わしい患者や濃厚接触者への調査を実施して、地域社会での感染拡大防止に努めています。

なお、今年に入ってからカンボジア国内ではH5N1型鳥インフルエンザの感染者が7人確認されており、そのうち5人が死亡しています。
カンボジア保健省のデータによると、2003年以降、同国内でのH5N1型インフルエンザ感染者は累計79人、そのうち48人が死亡しています。

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