タイ・ぺトンタン首相、自身の職務停止判断の「Xデー」は7月1日?!

6月23日、タイ憲法裁判所は、アジア憲法裁判所・同等機関協会(AACC)の設立7カ国の一員として、2023年~2025年の議長国を務めている関係から、6月23日~26日の期間、バンコクで国際会議(AACC理事会)を主催することになったと報じられています。

このため、通常の憲法裁判審議は1週間中止され、次回の審議は7月1日に再開されると公式に発表されました。

注目ポイント:首相職務停止の判断は7月1日に?

報道によりますと、今回の審議中止は単なるスケジュール調整ではあるものの、7月1日に注目の案件が審議予定とされています。

具体的には、上院議長モンコン氏が、上院議員36名の連名による申立てをもとに、憲法第170条および第82条に基づき、ぺトンタン・チナワット首相に対する「重大な倫理違反」の疑いでの審理を求めている件のことになります。

この申立ては、首相とカンボジア上院議長フン・セン氏との音声会話が公開されたことを受けたものであり、これが重大な倫理違反にあたるかどうかが焦点となっています。

もし憲法裁判所がこの申立てを正式に受理すれば、首相が職務を一時停止される可能性があります。

本誌では、同首相は口が災いし1年もたないだろうと予言していましたが、その通りになるかならないか、正に瀬戸際を迎えている状況となっています。

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