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タイ警察大佐、判事試験でカンニング行為発覚! 警察庁長官が厳正処分を指示。
- 2025/3/17
- 事件(タイローカル)

3月17日、タイ警察庁報道官は、SNSで話題となっている動画に関し声明を発表しました。
動画には、警察大佐の階級を持つ警官が監督官によって取り調べを受けている様子が映っており、この警官が行政裁判所判事の採用試験で、カンニングペーパーを持ち込んだ疑いがあるというものでした。
この件について、キッティラット警察庁長官はすでに報告を受けており、直ちに調査を指示しました。
問題の警官は動画の通り警察大佐の階級を持ち、南部第8管区の管理部副司令官の地位にあるものの、現在は南部地域治安維持司令部で任務に就いていることが判明しました。
不正行為が発覚したのは3月15日に実施された、タマサート大学ランシットセンターの会議場での行政裁判所判事の採用試験でした。
試験監督を務める行政裁判所の職員がカンニング行為を発見し、パトゥムターニー県警に通報しています。
警察庁長官は、客観的な事実確認を徹底するよう指示し、不正行為の有無を明確にするよう求めました。
さらに、警察庁長官は問題の警官の規律違反についても厳正に対応するよう指示しました。
不正行為が事実であれば、国家警察法(2022年)第112条(6)に基づき、重大な非行に相当し組織の信用を著しく損なう行為として、職務停止や懲戒解雇などの厳しい処分が下される可能性があると伝えられています。
また、彼の南部地域治安維持司令部への派遣が正式なものであったのか、その職務内容や、試験当日が勤務時間内であったのか、適切に休暇申請を行っていたのかなども詳細に調査する方針とのことです。
今回たまたま初めて見つかったという見方は、あまり現実的ではないかもしれませんね。