バンコク洪水「なぜタイ航空だけが欠航や手荷物処理できなかったのか」 CEOが謝罪と言い訳。
- 2026/9/30
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タイ国際航空のチャイCEOは9月29日、スワンナプーム国際空港で続く大規模な手荷物滞留や航空便の遅延・欠航について謝罪し、同社の責任を認めた。
混乱の収束に向け、バンコク発の運航便を今後数日間で約30~40%削減するとともに、滞留している約5,600個の手荷物を72時間以内(3日間)に処理する方針を示した。
チャイCEOによると、過去2日間はほぼ全便で遅延が発生し、定刻通りに出発できた便は3%未満だったという。
現在の運航規模を維持するのは困難と判断し、便数を減らすことで残る便の定時運航の改善をはかった。
混乱の大きな要因となっているのが、洪水による地上スタッフの不足だ。
特に航空機への手荷物や貨物の搭載を監督する資格保有者が不足し、通常約45人必要なロードマスターに対し、勤務に来たのは約20人だったという。
資格を持つ管理職らも現場に入り作業を支援しているほか、洪水で自宅から出られない従業員を空港へ運ぶため、軍の車両も投入された。
さらにタイ王国空軍と国防省から約100人が応援に入っている。
◆滞留手荷物5,600個、自宅配送も実施
空港には現在、約5,600個の手荷物が滞留しており、タイ国際航空は新たに到着する荷物と分離しながら処理を進めている。
QRコードで配送先を登録した乗客には、タイ郵便など3社を通じて自宅まで配送する。
9月26~27日の便の手荷物については、スワンナプーム国際空港到着階2階の1番ゲートでも受け取りが可能としている。
同社は受け取り可能となった便の情報を公式サイトやFacebookで順次公表する。
今回の混乱は9月26日、バンコク周辺を襲った洪水で多数の地上スタッフが出勤できなくなったことをきっかけに深刻化したと述べている。
貨物施設の混雑や手荷物運搬用カートの問題も重なったとされる。

一方、空港そのものは閉鎖されておらず、他の地上業務会社は業務を継続していた。
タイ国際航空は自社便だけでなく、提携航空会社の地上・手荷物業務も担っているため、影響が広範囲に拡大。
乗客への情報提供が、不十分だったとの批判も出ている。
チャイCEOは「問題は政策ではなく、現場のオペレーションにある」と話す。
「なぜ他の航空会社は影響がない、あるいは影響が小さいのかというと、タイ国際航空はバンコクを運航拠点としているからです。他社は私たちのようにバンコクで機内食や貨物などを積み込む必要がありません。タイ国際航空は他社よりもバンコクで行う業務量が多いのです」
人員や予算面で必要な支援を投入し、運航便を最大40%削減して正常化を図るとともに、72時間以内の手荷物滞留解消を目指すとしている。
他の航空会社がここまでに至っていないことを見ると、タイ国際航空の経営そのものに問題があったとしかいいようがなく、その点は逃げられないだろう。
洪水は、みな平等に困難な状況を作り出しているのだから。
CEOの言い訳は、全くもって説得力に欠けるもので、さらに残念ぶりを露呈させるものだった。






































