バンコク西部パープルライン沿線、不動産販売は低調も投資加速。地価上昇で「第二のバンナー」へ期待感。

タイの不動産調査評価情報センター(AREA)は、バンコク西部を走るパープルライン(タオプーン~バンヤイ区間)沿線の住宅市場について、供給は計41,237戸あるものの、そのうち36,362戸がまだ販売されていないことを明らかにした。

2025年には4,875戸が販売され、特にタウンハウスや一戸建て、ツインハウスが好調だった一方、コンドミニアムはわずか380戸にとどまった。
都心から離れた立地のため、コンドミニアム開発は限定的だが、低層住宅には依然として成長の余地があるという。

価格帯では500万〜1,000万バーツ(約2,000万〜4,000万円)の一戸建てやツインハウスが最も売れており、1,000万バーツ以上の高額物件は郊外という立地の影響で販売が伸び悩んでいる。

一方で、このエリアはインフラ整備が進んでおり、投資家の関心は高い。
パープルラインに加え、高速道路M81(バンヤイ~カンチャナブリ)やM9(バンクンティアン~バンブアトーン~バンパイン)が計画されており、2028年の開通が予定されている。

さらに、大型商業施設「セントラル・ウエストゲート」などの開発により、バンヤイはバンコク西部の新たなビジネス拠点として注目されている。
土地価格は年平均約8%で上昇しており、最も高いエリアでは1平方ワーあたり26万5,000バーツに達しているという。

また、大手資本による投資も続いており、タイの大富豪チャルーン・シリワタナパクディ氏は、パープルラインの市場駅近くの約23ライ(約3.7ヘクタール)の土地で、大規模複合開発を計画中だ。
投資額は、約100億バーツ規模と見込まれている。

さらに、「セントラル・プラザ・ウエストゲート」隣接地では、実業家スワット・リプタパーンロップ氏の土地を活用し、テニスやスポーツクラブを含む大型スポーツ施設の開発も検討されている。

同地域は販売の鈍さが指摘される一方で、インフラ整備と投資の進展により、「第二のバンナー」として将来的な成長が期待されている。

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