1か月で25件! タイの大学生狙う連続特殊詐欺事件。被害総額約2,000万バーツも逮捕は末端のみ。

タイで、大学生を標的にした特殊詐欺が相次いでいる。
携帯電話会社や警察官を装った詐欺グループが学生を脅し、保護者から金銭を送金させる手口で、わずか1か月間に25件、被害総額は約2,000万バーツに上っている。

10月28日、タイ警察第7管区のウタイ副司令官は、ナコンパトム県のプッタモントン警察署における捜査状況を公表した。

警察によると、8月の1か月間に、マヒドン大学サラヤキャンパスの学生を狙った特殊詐欺が25件発生し、被害総額は約2,000万バーツに達したという。

詐欺グループは、まず携帯電話会社の担当者を装って学生に電話をかけ、「あなたの身分証明書番号が悪用され、契約された携帯電話が詐欺事件に使用されている」と説明する。

その後、フアヒン警察署などの警察官を名乗る人物が電話をかけ、「詐欺事件への関与を疑われており、刑事責任を問われる可能性がある」などと脅迫。
学生を不安に陥れたうえで、保護者に電話をかけさせ、「警察に逮捕された」「海外留学の奨学金を獲得した」などの虚偽の理由を伝え、金銭を送金させるという。

詐欺グループは、こうして保護者から送られた金銭を学生から受け取る仕組みで、学生自身を利用して家族から金銭をだまし取っていた。

ウタイ副司令官は、25件の事件の関連性を調査し、必要に応じて一括捜査を進めるよう指示。
銀行口座だけでなく、電子ウォレットや暗号資産を通じた資金の流れも追跡し、詐欺組織の首謀者の摘発を目指す方針を示した。

また、各警察署の捜査だけでは、不正送金に利用された口座の名義人など、組織の末端の摘発にとどまる可能性があるとして、広域的な捜査の必要性を強調した。

警察は、携帯電話会社や警察官を名乗る人物から突然電話があり、犯罪への関与を指摘されたり、送金を求められたりした場合は詐欺を疑うよう呼びかけている。

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