タイ汚職・政府機関名も公表! 企業の9割が「汚職が深刻な障害」に。

タイの主要経済団体「合同常設商業・工業・銀行委員会(JSCCIB)」が実施した最新調査で、国内企業の約9割が「汚職はビジネスの障害になっている」と回答したことが明らかになった。
さらに、賄賂要求リスクが高いとされる政府機関名も初めて公開され、タイ社会に衝撃を与えている。

調査は2026年3月から4月にかけて全国の企業経営者401人を対象に実施。
回答者の89.1%が「汚職は中程度以上の深刻な問題」と回答し、51.2%は「ここ3年で状況が悪化した」と答えた。

また、政府機関とのやり取りについても半数以上が「手続きが以前より複雑になった」と感じており、企業活動への悪影響が浮き彫りとなった。

今回の調査では、企業側の証言や認識をもとに、賄賂要求リスクが高い機関も分析。
最も高かったのは高速道路警察・交通警察で、次いで地方行政機関、海運局、道路局などが続いた。

一方、1件当たりの“平均賄賂額”が最も高かったのは公害管理局で、平均約10万バーツ超。
海運局や歳入局なども高額な金銭授受リスクが指摘された。

さらに、回答企業の60.9%が「許認可取得時に金銭や便宜供与を求められた経験がある」とし、45.9%は「実際に金品を提供した」と回答した。

企業側は対策として、電子政府システム導入による対面手続き削減、行政情報公開、規制緩和、汚職への厳罰化などを提言している。

タイは国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」の2025年腐敗認識指数で182カ国中116位。
経済界では「汚職問題は倫理だけでなく、投資や競争力を損なう国家的リスクだ」との危機感が強まっている。

実際「ちっとも進まない手続きも賄賂があれば一瞬で」ということはよく言われること。
手続を煩雑にする理由がそこにはある?!

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