タイ国際航空、2025年に大幅黒字転換。再生手続き完了で成長軌道へ。株価の大幅アップ!
- 2026/2/26
- 企業PR

タイ国際航空は2月26日、2025年12月期の通期業績を発表し、前年の巨額赤字から大幅な黒字転換を達成したことを明らかにした。
事業再生計画を経て、財務体質の改善と本格的な成長軌道への復帰を印象づけた。
2025年の純利益は309億4,000万バーツとなり、2024年の269億3,300万バーツの純損失から578億4,100万バーツに改善、前年同期比215%の増益となった。
親会社株主に帰属する当期純利益は309億1,000万バーツで、1株当たり利益は1.09バーツ。
売上高(特別項目を除く)は1兆9,027億7,700万バーツで、前年比1.2%増。旅客需要の回復と運航拡大が業績をけん引した。
旅客・貨物ともに拡大
年間旅客数は1,646万人(前年比2.0%増)。
平均座席利用率は79.2%と前年を上回った。
運航ネットワークは世界27カ国63都市に広がり、保有機材は80機体制となった。
有効座席キロ(ASK)は7.7%増、有償旅客キロ(RPK)は8.3%増と堅調に推移。
貨物部門も取扱量は増加したが、貨物搭載率は51.3%と前年からやや低下した。
営業利益(金融費用控除前、特別項目除く)は408億3,900万バーツで、前年比1.6%減にとどまった。
総費用は輸送量拡大に伴い2.0%増加したものの、世界的な原油価格の下落を背景にジェット燃料費の負担軽減が収益を下支えした。
財務体質が大幅改善
2025年は特別利益7億8,200万バーツを計上。
前年は事業再生計画に伴う債務再編損失などで多額の特別損失を計上していたが、今年は状況が一変した。
金融費用は131億5,400万バーツと30%減少。
期末時点の総資産は3兆405億9,000万バーツ(前年比3.9%増)、総負債は2兆2,814億7,000万バーツ(同7.6%減)となり、株主資本は7,591億2,000万バーツと66.5%増加した。

再生手続き終了、株式売買も再開
2025年6月には中央破産裁判所が再生手続きの終了を命じ、同社は正式に再建プロセスを完了。8月にはタイ証券取引所で株式の取引も再開された。経営の透明性向上を目的に取締役を15人体制へ増員するなど、ガバナンス強化も進めている。
2026年は機材増強と新路線開設へ
2026年にはエアバスA321neoを14機、ボーイング787-9を4機導入予定。
アムステルダムおよびオークランドへの新規就航も計画しており、「シルクハブ」戦略のもと、長期的な収益拡大を目指す。
また、2050年カーボンニュートラル達成を掲げ、持続可能な航空燃料(SAF)の活用や本社への太陽光発電システム導入など、環境対応も加速させている。
再生計画を完遂したタイ国際航空は、成長フェーズへの移行を本格化させつつある。
これを受け、2月26日の始値は、前日比約6%アップの7.05をつけています。






































