【憤怒】人間らしい生活ができる政策を優先せよ! 5万バーツの借金でタイ人母子が自殺。5千億バーツの借金は誰のため?

たった5万バーツで、命を絶たなければならない人もいるのです。

チャンタブリー県で、38歳のシングルマザーが7歳の娘とともに自殺しました。 

彼女は遺書の中で、お金がなく、同情してくれる親戚もいないことに苦しみ、誰も理解してくれないと書きつづっていました。
彼女は3日間、食事を取れない状態が続いていましたが、依然借金の問題を抱えていました。
娘にも一緒に行ってほしかった。

彼女の72歳の父親によりますと、娘はチャンタブリー県の市場で飲料の売り子をしていたといいます。
彼女は、娘が幼い頃に前夫と離婚していました。
その後、知人から約5万バーツを借りており、それがずっとストレスになっていたと話します。

タイ国民の多くは借金に苦しんでおり、それが原因で自殺するケースも発生していると言われています。
この事件を受け11月28日、セター首相は、政府がこの長年の問題を国家課題に取り上げると述べます。

スレッタ・タビシン首相は、次のように語ります。
「高利貸しは現代世界の奴隷制度です。
それは人々の自由と夢を奪う「新世界の奴隷制」です。
この問題は政府の仲介なしには解決するには大きすぎる。
私たちは今日、人々が再び同じ罠に陥るのを防ぐために、政府関係者、警察、財務省など多くの部門と協力する必要があります。

政府が調停者として関係者全員と公正に交渉するべきだと話します。
政府は不当な接触から不当な金利、暴力行為に至るまで徹底的に対応するとコメントしています。

まあ、いつも問題が起きるとそれらしいことを述べるのですが、銃問題も同様、この国は何一つ変わりません。
そもそも5000億とも6000億ともいわれる未曾有の借金をしてまで、1万バーツを配る必要があるのでしょうか。
たった5万バーツで幼子が死ななければならない現状を差し置き、多数の有識者からの反対を押し切ってまで優先すべき政策なのでしょうか。
5万バーツなど、この莫大な借金の1000万分の一です。

先ずは、全ての人が人間らしく暮らせる政策を優先させるべきだと本誌は考えます。
微笑むどころか、借金を負った母子に見向きもしない社会のどこに未来があるとお思いで?

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