タイは、<結核>症例数が世界で最も多い国、上位 30 か国の一つ。2週間以上咳が続く場合は検査を。

タイの結核について、興味深い記事がありましたので、ご紹介します。

タイ疾病管理省(DDC)は、基礎疾患を持つ人々に対し、結核検査を受けるよう呼び掛けています。
最近、タイの有名俳優が結核に罹患したとの報道が流れており、その原因がおそらく9月5日に結核で亡くなった友人との濃厚接触によるものだと言われています。

DDC 事務局長のタレス博士によりますと、タイは結核症例数が世界で最も多い国の上位 30 か国の1つです。
タイでは毎年約10万3,000人の新たな結核感染者が記録されており、その結果約1万2,000人が結核関連で死亡しています。

タイの人口の 4 分の 1 は結核に対するある程度の耐性を獲得していますが、免疫力が低下している人は依然として重篤な症状を引き起こすリスクが高いと言われています。
タレス博士は、慢性的な健康状態にある人々、密集した環境に住んでいる人々、薬物やアルコールなどの薬物中毒に苦しむ人々、移民労働者、そして最前線の医療スタッフに対し、定期的な結核検査を受けることを真剣に検討するようアドバイスしています。

結核は、咳、くしゃみ、会話によって伝染する空気感染性の呼吸器疾患です。
一般的な症状としては、2週間以上続く咳、軽度の発熱、食欲不振、体重減少などがあります。
この病気は今では、6か月間の投薬で治療可能です。
しかし早期発見は非常に重要なことであり、家族に結核と診断された人がいる人は、感染を防ぐために直ちに医師の診察を受けることをお勧めしています。

タイで暮らす際は、そういったことにも気をつけて生活しましょう。
タイは常夏の国ではありますが、咳をしている人が多いなという印象がかつてよりありました。

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