タイの大スターチョンプーさん。タイ人もためらう中国製ワクチン接種に賛否の声。

ドラマにCMと大人気のタイのトップスター、アーラヤーことチョンプーさんは、5月18日に政府が承認した中国のシノヴァック社製ワクチンを接種しました。

タイ人の多くが、中国製のシノヴァック社製ワクチンには疑念をもっており、現在のワクチン接種を断念しModerna、Pfizer、AstraZeneca、Johnson&Johnsonなど、他のワクチンの到着を待っていると言います。
しかし、専門家、医師、医療専門家は、市民が利用可能な予防接種を入手することを奨励しており、予防接種を受けることが新型コロナ禍から抜け出す唯一の手段であることを強調しています。

そのような時、タイの大スターの1人が、シノヴァック社製ワクチンを接種したことを発表したところ、ネット界隈で数時間以内に約10,000件のコメントが寄せられ、火曜日のTwitterでハッシュタグは #ชมพู่อารยา トップトレンド入りを果たしました。

寄せられたコメントには以下のようなものがあります。

「あなたの経験を共有し、私たちに自信と信頼を与えてくれてありがとう」
「チョンプーさんのような人が、シノヴァック社製のワクチンを接種するのなら、私は試してみようと思います」

しかし一方で、シノヴァック社製ワクチンの有効率に関するそのような「根拠のない主張」を開示する公人としてのアーラヤーさんの正当性に疑問と不満を残している人も多くいます。

Twitterの一部の人は、彼女の投稿は政治的利用であり、この大スターは特別な扱いを受けていると推測しています。
「彼女はおそらく政府のPRとして雇われた」とコメントする人さえいました。

しかしアーラヤーさんは、政府が高リスクと見なしているクラスター地域に住んでいるため、自宅近くの寺院内の仮設病院でワクチンを接種できたと自身のレビューで明らかにしています。

そして彼女は、ワクチンを接種する関する胸のうちをこうつづっています。
「私も最初は、ファイザーまたはジョンソン&ジョンソンワクチンを検討し、接種のために海外に旅行することさえ検討していました」
「最高のワクチンは、今現在接種可能なワクチンです」
「ワクチン接種をすることで、私たちはパンデミックの終わりに近づきます」と大スターは結論付けました。

選択肢がないなら、やらないよりはやった方が良いと言うことなのでしょうが、「やらない方が良い」可能性もあることは考慮に入れなくてはならない。

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