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ナコンパトム県のゴッドファーザー「カムナンノック」に終身刑。警察官殺害指示。
- 2025/1/31
- 事件(タイローカル)
刑事裁判所は1月30日、ナコンパトム県の地元有力者である「カムナンノック」こと、プラウィン・チャンクライ氏(37) に対し、高速警察官殺害を指示した罪で 終身刑 を言い渡しました。
裁判所は、「カムナン・ノック」として知られるプラウィン被告が、2023年9月6日夜に自身の誕生日パーティーで部下に、警察官であるシワコーン氏を射殺させたと認定しました。
実行犯のタナンチャイは、その後逃走しましたが、2日後に警察との銃撃戦の末に射殺されています。
訴追内容
プラウィン被告は、殺人の計画・実行、および第三者を雇っての殺害に関与したとして起訴されました。
背景
プラウィン被告はナコンパトム県で建設会社2社を経営していました。
犯行の動機には、シワコーン氏がプラウィンの甥であるピシット警部補を昇進させることを拒否したためと伝えられています。
また事件当夜、パーティーでシワコーン氏に飲み比べで負けたことにプラウィン被告は激怒し、部下に「これは許せない」*と発言し、「銃はどこだ?」と尋ねたとの証言も記録されています。
その後、実行犯のタナンチャイが 「次はどうしますか、ボス?」 と尋ねた際、プラウィン被告がうなずき、後に発砲が行われたとの証言もなされています。
その結果、裁判所は、終身刑の判決を下しました。
ただし、プラウィン被告は、汚職・職務怠慢事件 に関する2年間の刑期を終えた後に、この無期懲役の刑が開始されるとの報じられています。
なお、誕生日パーティーに出席していた警察官約20名も、職務怠慢の罪で有罪判決を受けています。
プラウィン被告が判決を不服とする場合、控訴裁判所に上訴する権利を有しています。