タイの米輸出、2024年に6年ぶりの最高記録も2025年は前年を下回ると予測。

タイ商務省によると、2024年のタイ米輸出量は995万トンに達し、前年から13%増加しました。
この数字は過去6年間で最高となり、輸出総額も前年比27%増の2,256.5億バーツに上ったと、外国貿易局のアラダ局長が明らかにしています。

輸出量の60%を占めたのは白米で、599万トンを記録しました。
次いで、ジャスミン米(174万トン)、蒸し米(127万トン)、香り米(63万トン)、もち米(30万トン)、玄米(2万トン)となっています。

タイ米の主要な輸出先は、インドネシア(133万トン)が最も多く、次いでイラク(100万トン)、アメリカ(85万トン)、南アフリカ(83万トン)、フィリピン(62万トン)となっています。

需要増加の要因と今後の見通し

アラダ局長によりますと、2024年の輸出量は当初目標の900万トンを超え、ほぼすべての地域で需要が増加したことが要因とされています。
特にアフリカでは、タイ米が前年より34%多く輸入されました。

一方、2025年の米輸出は前年を下回ると予測されています。
これは、インドが国内備蓄を増やすために実施していた輸出規制を解除した影響や、インドネシアが国内生産の増加と高水準の在庫を理由に輸入量を減らす見込みであるためです。
タイ商務省とタイ米輸出業者協会は、2025年の輸出量を約750万トンと予測しています。

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