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タイでよく見かける「3 in 1 コーヒー」。飲み過ぎは、血栓から半身麻痺を引き起こすと医師が警告!
- 2024/8/3
- 疾病(Covid-19等)
タイに移住してから、やたらと目に入ってくるものの一つに、「3 in 1 コーヒー」があります。
日本にももちろんあるのですが、そもそもコーヒーはブラックでしか飲まないのと、周りも缶コーヒーを飲む人が多かったので、このスティックタイプの「3 in 1 コーヒー」が目に入ることはほとんどありませんでした。
ただタイにいると、例えば会社訪問やコワーキングスペースなどにも、必ずこのスティックタイプの「3 in 1 コーヒー」が置いてあり、いやがおうにも目に入ってきます。
タイ人は、あまりブラックコーヒーを好まないから、と言うのが理由一つではあるのですが…。
このスティックタイプの「3 in 1 コーヒー」が、非常に危険であるとの警告がある脳神経外科医から発せられています。
脳神経外科の専門医プラチャ博士は、「3 in 1 コーヒー」が甘くて油っぽいコーヒーなので、毎日摂取していると、脳に血栓が生じる可能性があると指摘しています。
博士は、41歳の女性患者の話を例にあげ説明しています。
先天性疾患がない彼女は、ある日立ち上がった時、めまいを感じたと言います。
その後、右腕と右脚に脱力感のようなものを覚えたと述べています。
MRIスキャンにより、脳の左半球に壊死した部分があることが明らかになりました。
毛細血管に血栓が生じ、脳に血液の供給が不足した結果、重要な部分が壊死し、右側の筋力低下を引き起こしていました。
この患者のBMI検査結果、体重80キログラム、身長150センチメートルでであったことを明らかにしています。
博士は、この患者には毛細血管の詰まりを引き起こす2つのリスクがあったことを明らかにしました。
その一つに「3 in 1 コーヒー」を毎日、そして長時間何杯も飲むという者がありました。
その結果、非常に高脂肪状態になります。
肥満(体重80キログラム)は麻痺と密接な関係がありますが、糖尿病は存在しません。
血糖値が、正常よりわずかに高くなっていました。
患者は、コーヒーがやめられなかったため「3 in 1 コーヒー」をブラックコーヒーに変更するよう指示しました。
再発を防ぐために体重を減らし、抗血小板薬を服用します。
血中脂肪を減らす薬の服用や運動などが必要となります。
博士は、「3 in 1 コーヒー」を飲む事態を禁止していませんが、毎日ではなく時々飲むべきものであり、コーヒーを飲みたい場合はブラックコーヒーを飲むことを奨めています。
「3 in 1 コーヒー」のクリーマー、脂肪、砂糖の継続的な摂取は、血栓のような疾患に繋がる可能性があります。
またアルコールやタバコなどの危険因子をコントロールすることで簡単に予防できるとも述べています。
糖尿病は隠れている場合とそうでない場合があるため、30 歳以上の人は糖尿病、血圧、脂肪をチェックした方が良いと奨めています。
タイ人に言わせると「3 in 1 コーヒー」こそが「コーヒー」であり、「ブラックコーヒー」は全く別の飲み物だとのことなので、「3 in 1 コーヒー」やめろ、イコール「コーヒー」をやめろになりますね。
それでも最近は、無糖の飲み物(と記載はあるが実際は微糖)を飲むような健康志向の人もかなり増えてきましたので、「タイ人って〇〇」と言う言い方自体も、時代遅れなのかもしれません。