搾取搾取、毎日が搾取です。タイの一兵卒は、トイレ掃除代まで引かれて手取り4710バーツ!

この国は、金持ちが極限まで搾取するシステムで成り立っています。

すべてのタイ国民は、県に関係なく、月に20日働いた場合、現在の日給に基づいた最低月給は、6,600バーツになっています。
ただし、徴兵された兵士についてはこの限りではありません。

先日、フェイスブックのページに、医療大隊に徴兵された将校の台帳を写したとされる写真が投稿されました。

その台帳によりますと、兵士には5月1日から6月12日までに1万990バーツが支払われていましたが、諸経費が差し引かれ手取りはたったの4710バーツだったことが判明しました。

諸経費の例として、保険 (330 バーツ)、迷彩服 (1,900 バーツ)、ジャージ (900 バーツ)、トレーニング用具と掃除用具 (990 バーツ)、飲み物と氷 (470 バーツ)、トイレの詰まり解消やその他の公共料金(500バーツ)が上げられています。

これらの事実は、ネット民らの闘志に火をつけ、軍の職員の待遇の悪さを非難しました。

後日、第2軍管区司令官アドゥル氏は、この台帳はまだ承認を得ていないものであると回答しました。
同氏は、おそらくトイレの詰まり解消などの費用は、削減されるだろうと付け加えています。

しかしアドゥル氏はこの件により、第22補給・奉仕連隊の大佐を異動させました。
この問題を検討するために特別委員会も設置される予定とのことです。

バンコク軍人募集局によりますと、徴兵された将校には月額1万バーツ以上の給与と手当、通常の基地外で勤務する場合の日当120バーツ、無料の医療費、無料の非公式教育が提供されることになっています。

現在与党となっているタイ貢献党は、昨年の選挙戦中に政府職員の月給を2027年までに2万5000バーツ以上に引き上げると約束し選挙票を得ましたが、全くその話に触れられる気配はありません。
(というか、選挙公約については何一つ実現されていない)

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