「鉄くず」が生まれ変わる?!JR北海道から寄贈の列車、2022年半ばごろ稼働予定。

タイ国有鉄道(SRT)は、2022年中ごろ観光振興を目的に日本から寄贈された国鉄キハ183系客車4両を導入する予定となっています。

列車はタイの1メートルゲージの線路に合うように改造し、再塗装のためにバンコクのマッカサンメンテナンスヤードに移動したと同社は述べています。

12月中旬、JR北海道が寄贈し、輸送費に4250万バーツもの費用をかけタイ人に「鉄くず」とまで揶揄された国鉄183系車両がチョンブリーのレムチャバン港に到着しました。

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この中古車両はすでに稼働可能状態にあり、エンジン、トランスミッション、エアコンなどの主要システムが調整され、内部は観光用のために改装されると同社は述べています。

車両は4セットに分かれており、それぞれ4台の車両と1台の予備車両で構成されています。

全17両の改造・改修工事には約2年かかり、車両は少なくとも50年は使用できるとのことです。

最初の4両の車両の作業は今年の半ばに完了する予定であり、アユタヤまたはチャチュンサーオへの短い観光ツアールートに使用される予定とのことです。

216席、時速100キロの最高速度の列車は、観光客に対応するために生まれ変わります。

また、2016年にJR北海道から寄贈された別の10両の中古車両は、ラムパーン~チェンマイとバンコク~カンチャナブリーのソイヨクノイ滝の2つの観光ルートに割り当てられていると同社は述べています。

既に30年前の代物をさらに50年使い回すとは…。
乗客に味合わせタイのは観光でしょうか? それともスリルでしょうか?

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