JR北海道の中古ディーゼル機関車の輸送費に約1億5千万円! 「鉄くずに何故?」とタイのネット界隈が炎上中

タイ国有鉄道(SRT)が、日本のJR北海道から寄贈された17両の中古ディーゼル機関車の輸送に約4,250万バーツ(約1億5千万円)のコストがかかることが判明し、タイのネット界隈では激しい論争が巻き起こっています。

9月9日木曜日にSRTは、輸入税と付加価値税を含めて4250万バーツの費用で、17両の列車を出荷するためにDeugro Projects(Thailand)社を通じて手配していることも論争の的となっています。

タイの有名のインフルエンサーの中には、タイが中古列車に4250万バーツもの費用を支払わなければならないのか、疑問を呈しています。
この考えに反対する多くのネット民らは、列車を「金属くず」と表現します。

しかし、計画の提案者である「タイの交通機関」のSNSでは、寄贈された中古列車はまだまだあることを明らかにしました。

投稿では、新しいモデルに交換される前の2016年に、日本でKiHa183列車に乗った経験を共有しました。
JR北海道のKiHa183列車の暖かく居心地の良いインテリア。 (写真提供:タイ国有鉄道)

列車が新品のときに購入した場合、これらの17両の列車の費用は5億1000万バーツから5億6000万バーツだったと言われています。
タイはこれらの列車を無料で入手しており、まだ非常に良好な状態にあると述べた。

管理者はまた、電車に乗った彼の旅行の写真を投稿しました。
投稿によると、画像は2016年4月に撮影されたもので、新しいモデルに交換される前のものでした。
網走から札幌まで300キロ以上の旅だったそうです。

管理者はまた、列車の内部の写真を投稿し、手入れが行き届いているのでまだ新しく状態のように見えたと言います。
「時には、別の視点から何かを見ようとする必要があるかもしれない。すべての問題を政治化するだけではない」と投稿者は主張しています。

SRTはこの問題に関する質問に回答していません。
しかし、これらの列車は観光振興の目的で使用されると言われています。

SRTによると、2016年11月24日、日本から寄贈された中古の浜那須の列車と車両10両がタイに到着し、その後、タイの観光事業を促進するために改造され使用されました。

以前、JR西日本から寄贈された客車を多数受け取っていました。
JR西日本は、一般サービスや観光サービスに利用されており、王国に多くの収入をもたらしているとSRTは語ります。

コロナ禍で財政がひっ迫している中、それでも予算を使い切らなければならないなどの理由で、ジャブジャブ余っているところには余っているのでしょうね。
SNSの発達で、日があたらないところに日がようやくあたって来たところですので、まだまだこれからなのでしょう。

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