タイ東部チャチュンサオで大規模洪水! 満潮と河川増水が重なり市街地浸水「こんな洪水初めて」

タイ東部チャチュンサオ県で、満潮による海水の水位上昇と上流から流れ込む大量の水が重なり、バーンパコン川が氾濫。2026年10月11日、市街地の主要道路や住宅、市場など広い範囲で浸水被害が発生した。

バーンクラー郡やクローンクアン郡、隣接するプラチンブリー県などから流れ込んだ大量の水に加え、満潮の影響でバーンパコン川の水位が上昇。
11日午後7時ごろになっても水位は上がり続けていた。

チャチュンサオ市内では、ナームアン通り、チュムポン通り、川沿いのマルポン通りなど複数の主要道路が冠水。
プッタソートーン病院前では道路の1車線を閉鎖し、土のうや大型排水ポンプを設置して浸水に備えた。
また、県知事公邸の周辺でも道路や広場が水に浸かった。

ソートーン市場でも浸水が発生し、商店は通常より早く営業を終了。
市場の低い場所では営業できなくなっていた。

市場で商売を営むウィラットさん(60歳)は、「川の水位が上がるのは毎年のことだが、今年は例年より水量が多く、高い水位が続いている」と話し、河口付近での排水対策の強化を求めた。

一方、バーンパコン川沿いのターカーム1地区では、道路が約60センチの深さまで冠水し、路地沿いの住宅がすべて浸水した。

住民のソムポーンさん(54歳)は、外出中に自宅が浸水し、帰宅後に一人で家財道具を高い場所へ移したものの、大型冷蔵庫は重くて動かせず、水に浸かって故障したと説明。
「これほどひどい洪水は経験したことがない」と不安を訴えた。

11日の水位は前日よりやや下がったものの、満潮と干潮によって1日に何度も水位が変動するため、住民は引き続き警戒を強めている。

地域によっては道路が水没して通行できず、住民が自宅から出られなくなっている場所もあるという。

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