タイがベトナムに敗北した日。ベトナム自動車大手KIM LONG、タイ市場に本格進出。初年度300台。

ベトナムの商用車メーカー「KIM LONG MOTOR」が、タイのバス・ミニバス市場に本格参入した。
タイ企業KIJSETTHI MOBILITY(THAILAND)と提携し、初年度300台の販売を目指す。将来的にはタイ国内に製造・組立工場を設け、ASEAN向け輸出拠点とする構想も掲げている。

両社は2025年12月、ベトナムで生産するバスとミニバス計1,000台をタイへ輸入することで合意。
2026年4月には、KIJSETTHI MOBILITYが正規販売代理店となった。

タイ市場では先ず、ディーゼルエンジンを搭載した4モデルを230万~450万バーツで展開する。
すでに約40台を販売しており、特に全長12メートルの大型バスが好調だという。
観光バスや旅客輸送、従業員送迎、都市交通などの需要を取り込む。

さらに2026年末までにEVバスの輸入を開始する計画で、販売網とアフターサービスの拡充も進める。
KIJSETTHI MOBILITYは現在、タイ国内約22カ所のサービス拠点・パートナー網を整備している。

両社は次の段階として、完成車をベトナムから輸入する「CBU方式」から、タイで組み立てる「CKD方式」への移行を検討。2027~2030年をめどに合弁で工場を設立し、タイ国内で調達する部品の比率を50%以上とすることを目指している。

KIM LONG MOTORは、バスやトラック、新エネルギー車を手掛け2025年の販売台数は約4,000台となっている。
ベトナム・フエでは大規模な自動車製造・組立拠点を開発しているほか、中国BYDと商用EV向けバッテリー工場を整備する計画も進めている。

これまでタイ企業によるベトナム進出が目立ってきた両国の投資関係だが、KIM LONG MOTORの動きはその逆となる「ベトナム資本のタイ進出」を象徴する事例となる。
タイを単なる販売市場ではなく、生産からASEAN域内への輸出まで担う戦略拠点とする計画が実現するか注目される。

タイの一番の弱点は、これだけのスター企業が進出しているにもかかわらず、その技術を盗み国産車を作らなかったことだと言われています。
外国企業が落とす投資金と雇用の上にあぐらをかき向上心を捨ててきたツケが、とうとう目に見える形で現れてきた結果だと言えるでしょう。

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