タイ、終わらない公共工事シリーズ。バンコク都知事、ウドムスック通りの排水トンネル工事を視察。

バンコクのチャッチャート都知事とウィサヌ副知事は、ウドムスック通り(スクンビット103)沿いにある「クロンクレッド橋および排水トンネル建設現場」を視察し、工事の進捗状況を確認しました。

洪水対策の要:ノーンボーン湖からバンオー運河への水路

チャッチャート知事によりますと、この場所はノーンボーン湖からクロンバンオーへの排水ルートの一部であり、都市型洪水対策にとって非常に重要なインフラとのことです。

彼はまた、知事就任前の2022年2月にクロンクレッドの取水施設の地下で水漏れが発生し、橋の基礎が損壊・崩落したことを説明し、「長期間にわたる交通の混乱について市民にお詫びしたい」と述べました。

 

スクンビットソイ103の橋が崩落。現在通行止め。付近の住民に影響。

 

新トンネルは旧トンネルの5メートル上に建設、全区間掘削完了

現在建設中の新しい排水トンネルは、旧トンネルの5メートル上層に位置し、既存の取水シャフトと接続済みです。
掘削作業は完了し、現在は掘削機の撤去と内壁パネルの設置作業が進行中とのことです。

チャッチャート氏は、「トンネルはモーターウェイのように限られた出入口からのみ水を通す構造であり、通常の運河のようにどこでも水を取り込むわけではない」と説明しています。

そのため、「運河や排水管の清掃も並行して行う必要がある」とし、都市全体の排水インフラの統合的な改善の必要性を強調しました。

今後の予定:交通開放は2025年9月から段階的に

・4車線のうち2車線の完成は2025年9月を予定。
・全4車線の完成は2026年2月を目標(ただし地下状況によっては変更の可能性あり)。

 

ウドムスック通りの工事、まだ終わってなかったんですね。
公共事業は、「長引けば長引くほどもうかる」とは言いますが、さすがに長すぎませんかね。
あ、ラマ2世通りの例があるから、余裕か。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る