タイ中部の街で、南米原産のイグアナが大繁殖中! 現地の山林で94匹を捕獲。
- 2025/5/21
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タイ中部ロッブリー県のパッタナーニコム郡にあるカオパヤートゥーントン山で、農作物への被害苦情を受けて、野生動物当局が94匹のイグアナを捕獲しました。
イグアナが木の上から作物を荒らすと、住民たちは2023年末頃から苦情を寄せていたと、タイ国立公園・野生動物・植物保全局ば明らかにしています。
この対応は、天然資源・環境大臣チャルームチャイ氏の指示のもとで行われ、外来種であるイグアナの急速な拡散に対処することが目的です。
この取り組みは2025年度国家予算によって実施されており、調査内容にはイグアナの侵入状況、生態系への影響、管理方法の研究が含まれています。
最近の32ヶ所の調査では、合計310匹のイグアナが確認されました。
内訳は、オス113匹、メス152匹、性別不明の若齢個体45匹で、イグアナが急速に繁殖・拡散している実態が浮き彫りになりました。
2025年5月13日から17日にかけては、3つの村で94匹(オス53匹、メス30匹、性別不明11匹)を捕獲し、すべてがタイ東北部ノーンカーイ県にある外来野生動物保護センターへ送られ、保護・管理される予定となっています。
イグアナは、タイ天然資源・環境政策計画事務局(ONEP)により、「保護対象でありながら侵略的な外来種」として分類されており、他国でも定着が報告されています。
もともと中南米原産の生物だそうですが、ペットとして輸入されたものが野生化したようです。
全ては「人」ですね!