【世論調査】タイ人も不要だと感じています。21日間ソンクラーン祭り。来年は要、不要?

『The Attraction』の世論調査によりますと、ほとんどのタイ人は、ソンクラーン祭りの祝賀期間を従来の4月の3日間から21日間に延長し、ソンクラーン祭りを世界的なイベントとして推進するという政府の政策に賛成していないことが判明しました。

非公開の参加者を対象に実施されたオンライン世論調査では、タイ国民にソンクラーン祭りを行うとしたタイ政府方針についての意見を尋ねました。
回答者の21.9%は、この政策は実現不可能だと答えます。
さらに20.9%は政策を理解していないと答え、16.4%は21日間のお祝いは長すぎると答えています。

今年のソンクラーンを宣伝する政府の取り組みが期待に応えたかどうかを尋ねたところ、33.7%がソンクラーン祭りはすでに世界的に有名であり、これ以上宣伝する必要はないと答えました。
28.2%は結果が予想を下回ったと回答しています。
また、22.8%は、今年は政権発足初年度であるため、来年は政府がより良い対応をするだろうと期待していると答えています。

21日間のソンクラーンを継続すべきかどうかを0から10のスケール(ゼロは廃止すべき)で意見を求めたところ、回答者の29.6%が「0」と答え、23.2%が「5」、 回答者の7.4%が「10」を付けていました。

回答者はソンクラーン祭りの宣伝に招待すべき著名人の名前も挙げています。
ガールズグループのブラックピンクのリサ(71.1%)、テイラー・スウィフト(39.8%)、ボーイズバンドBTS(防弾少年団)(19.9%)、サッカー選手のハリー・マグワイア(8%)、ユーチューバーのPewDiePie(5%)でした。

回答者が外国人にお勧めしたいバンコクのソンクラーン会場については、カオサン通り (63.5%)、シーロム通り (43.3%)、アイコンサイアム (32.5%)、サナム ルアン (27.6%)、サイアムパラゴン (26.6%)があげられています。

地方のソンクラーン旅行地では、チェンマイ (38.2%)、チョンブリー (35.7%)、コンケン (31.7%)、サムットプラカン (31.7%)、カンチャナブリ (20.1%) が人気のようです。

ソンクラーン21日間の件は実際に行われていませんし、そもそもお騒がせ娘のぺトンターン貢献党党首がリップサービスで言っちゃった疑惑がありますので、来年はもう言わないでしょう。
本誌でも度々お伝えしていますが、ソフトパワーというものはそもそもボトムアップの民間ムーブメントなので、政府がトップダウンで乗っかって来ても好きな人にとっては「はあ?」となってしまうだけなんです。
まだ人気が出ていないもので後押ししてあげようというのでしたらともかく、すでに人気が出ているものに多くの税金使ってお偉方が来て記念撮影していっても、人々はついて行かないことがこの世論調査からもよくわかりますね。

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