マハーサーラカーム県バンドンノイ村の「モーラム人形」がOTOP賞に選出。一体1500バーツ~2000バーツで。

こういった素朴な文化はいいものですね。

もち米の竹かごで作られた趣のある「モーラム人形」は、マハーサーラカーム県のバンドンノイ村で OTOP 賞を受賞しました。

バン ドン ノイは、今年内務省の OTOP 観光コミュニティ賞を受賞した東北部の4つのコミュニティのうちの1つです。
OTOPとは「One Tambon One Product」(Tambonは町クラスの集落)の略で、観光促進と収入増加に役立つユニークな産物を地元コミュニティに奨励することを目的としています。

今回の受賞者は、イサーン民謡やモーラムを強調させたバン ドン ノイの「竹かごモーラム人形」が選ばれました。

伝統的な「カオ・マー」のパンツを身に着けたこれらの人形は、歌手だけでなく、ダンサー、ドラマー、民族楽器「ケーン」の奏者も描かれています。

 

これらのユニークな人形は、バンド ドン ノイ出身のプリーチャ・カルン氏によって発案されたと言われています。
プリーチャ氏は、2014 年に「デックテワダー」(小さな天使)人形劇団グループを設立しました。
この若いフォーク シンガーのグループは、カラフルな人形を使って民話を語る愛らしいパフォーマンスで人気を博しました。

プリーチャ氏は、ウボンラチャタニー専門学校の美術学部を卒業し、人形劇やパントマイムの分野で豊富な経験を持っています。

故郷に戻ったプリーチャ氏は、バンダンノイ村の何人かの人々が収穫期の後、何もすることがないことに気づきました。
そこで彼は、天然素材やリサイクル素材を使って人形や置物を作り、観光客に販売して副収入を得る方法を教え始めました。

モーラムの人形や竹や張り子の仏像は、地元のOTOPショップでそれぞれ 1,500 ~ 2,000 バーツで販売されています。
一方、製造コストはわずか 300 ~ 500 バーツです。

プリーチャ氏は、地元住民に新たな収入源を与えるだけでなく、モーラムに興味を持つ若者たちに歌や楽器の演奏、人形の制御などのレッスンも提供しています。

 

 

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