「アシュトンアソーク」の不動産開発アナンダー、4億5700万バーツの純損失。
- 2022/2/26
- タイ不動産
BTSアソーク至近の高級コンドミニアム「アシュトンアソーク」の建設を許可の取り消しを受けるなど、何かと問題の多いタイの不動産開発会社アナンダーデベロップメント。
2021年通年で、4億5700万バーツの純損失を報告しています。
この損失は、同社がCovid-19パンデミックによって引き起こされた不動産需要の低下が原因としています。
同社の第4四半期の純損失は2億2千万バーツで、ほとんどのアナリストの予想よりも悪化していました。
アナンダーの最高経営責任者であるシャノン氏は、損失は主に「Covid-19の発生によるマンション需要の低さの影響を受けた合弁事業投資からの収入の減少」によるものだと述べています。
「アシュトンアソーク」などいろいろと問題が明るみになっている不動産開発会社で、「景気は底を打った」「売れ行き好調」など、とかくポジショントークも多く、強気一辺倒ではありましたが、もうそうは言ってられなくなっているのかもしれません。
そもそも、タイの不動産バブル崩壊は、新型コロナの流行以前から始まっていました。
今回の損失を新型コロナのせいだと本当に思っているようなら、現状把握が全くできていないということでしょう。