タイ不動産開発のアナンダーCEO「不動産市場は底を打った」。アシュトンアソークの件についても言及。

タイの不動産開発業者である「アナンダーデベロップメント」は、国が外国人を受け入れるようになったことにより、同社が2021年末までに100億バーツ(約340億円)の収益目標を達成し、来年は20%の成長を達成できると豪語しています。

チャノン最高経営責任者(CEO)は、11月1日からの再開後、不動産市場の地合いも再開したと述べました。
これは、先週記録された1億バーツ相当の大量のマンション販売によって証明されたと同氏は主張します。

同氏は「不動産市場は、第3四半期末に底を打った。そして1週間前の売上高は今年最高であり、この勢いは続くと予想しています。」と述べています。

2021年のこれまでの9か月間で、アナンダー社は74.4億バーツの収益を上げ、年末までに100億バーツを稼ぐことを目標としました。

今年の第3四半期には、7億7,300万バーツの収益で、前年同期の3億4,900万バーツの純利益と比較して、2億3,400万バーツの純損失を計上し、前年同期から37%減少しました。 

しかし第3四半期のプリセールスでは、6月の10億バーツから7月の6億8900万バーツへと減少し、8月には7億7200万バーツ、9月には9億4200万バーツ、10月には12億2000万バーツと、増加傾向にあります。

来年同社は、2022年に120億バーツの収益を目指して、5つのコンドミニアムプロジェクトと2つの低層住宅プロジェクトからなる合計282億2000万バーツに相当する7つの新しいプロジェクトを立ち上げる予定です。
新しい低層住宅プロジェクトの1つは、ユニットあたりの価格が3千〜4千万バーツの高価格物件になります。
チャノン氏は、同社は来週、登録資本金でさらに13億バーツを調達し、2022年1月に50億バーツ相当の債券を発行すると述べました。

またチャノン氏は、問題となっているアシュトンアソークの件についても触れています。
「8月末に、マンションプロジェクトの1つであるアシュトンアソークの建設許可を取り消す中央行政裁判所の判決に対して上訴しました。この訴訟は、法律の解釈に関するものであるため、前向きに終結することを願っています。」

7月30日、タイ中央行政裁判所は、アシュトンアソークの建設許可を取り消さなければならないという判決を下しました。

このプロジェクトは、日本の不動産開発会社である三井不動産との合弁事業の1つでした。

アシュトンアソーク事件のアナンダー最高財務責任者は語る。「事件の影響はない」

アシュトンアソークの件でもそうですが、どうもここの会社のセールストークは胡散臭くて、言葉通りに受け取れません。
私自身も、トラブルを起こされたことがあり、あまりいい印象を持っていません。
信じるか信じないかはあなた次第ですが…。

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