【これが食品工場の現場か?!】ソーセージを食べた子供が血液疾患を発症!無許可営業の女工場主を逮捕。

5つの県の子供たちが、チョンブリーのソーセージ工場で生産された食品を食べた後、血液疾患を発症したたため、警察の消費者保護課は工場への立ち入り調査を実行しました。
検査のために約70万バーツの該当製品を押収しています。

2月3日木曜日に、この事件の詳細が明らかにされました。
この事件は、チェンマイ、サラブリー、ペチャブリー、トラン、カンチャナブリーの各県9人の子供が、ソーセージを食べた後に入院したというFDAからの情報に端を発しています。

子供たちは、メトヘモグロビン血症(ヘモグロビンのレベルの上昇によって引き起こされる血液疾患)と診断されました。

CPPDの調査員は、問題となったソーセージがすべてチョンブリー県の同じ工場で製造されていることを確認しました。

チョンブリー警察、FDA当局、保健当局は共同で工場を視察し、所有者であると述べた女性に事情聴取を行いました。
すると所有者である女性は、適切な許可なしに約5年間ソーセージ製品を製造したことを認めました。

そこにあるいくつかの製品のラベルは、障害を発症した子供たちが食べた食品のラベルと一致していました。
製品には、FDAの承認がなく、工場は適正製造基準(GMP)に合格していませんでした

工場は32の商品を生産し、一部の製品はハラール証明書(イスラム教徒が口にできることを証明したもの)を表示しています。
チームは検査のために約70万バーツ(約245万円)相当の製品を没収し、工場の所有者は尋問のために拘留されました。

当局はまた、工場の閉鎖を命じています。

この工場は食品法の多くの法律に違反していました。
適正製造基準違反では、最高1万バーツの罰金が科せられます。
虚偽の製品ラベルを表示したことでは、最高3万バーツの罰金が科せられます。

さらに製品内に使用禁止物質が見つかった場合、工場は汚染された食品の製造の罪に問われ、最高2年の懲役および2万バーツの罰金、またはその両方が科せられます。

製品そのものが偽物であることが判明した場合、罰則は6か月から10年の懲役、および5千〜10万バーツの罰金、またはその両方が科せられます。

 

本誌では以前より、タイの屋台の食べ物は保存料や添加物がスゴイので、すぐには害は及ばないかもしれないが、蓄積されると危険ですと警鐘を鳴らし続けていました。
しかし、これだけ罰則が弱いのであれば、罰金はらってでもコストを下げる方向に企業は後を絶たないでしょう。
以前も申し上げましたが、日系の食品企業の方も言っていました。
「タイの食品衛生の状況は酷すぎる」と。
こうも言っていました。
「生産現場を見たら、絶対その辺りで売ってるものを口にしたくなくなるよ」と。
信じるか信じないかは、あなた次第です!

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