【タイ】中国製シノバックワクチンにようやく見切り。在庫終了次第、使用停止へ。

タイ公衆衛生省は月曜日に、現在の在庫がなくなり次第、中国製のシノバックワクチンの使用を停止すると述べました。

タイは2021年2月以来、3150万回以上のシノバックワクチンを国民に投与し続けました。
これは、7月に始まったプーケットサンドボックス計画の最前線にいる労働者、高リスクグループおよび居住者への2回の投与が行われました。

さらに、タイは最初の投与としてシノバックを、続いて2回目にオックスフォード大学が開発したアストラゼネカを接種する方法を試しました。
タイは中国と西洋のワクチンを組み合わせた最初の国であり、その戦略は保健当局が効果的であることと証明していると主張しています。

今週までに、すべてのシノバックワクチンを配布し終える予定ですと、疾病対策部長官のオパス博士は述べ、その後はアストラゼネカワクチンとファイザーなどのワクチンの組み合わせに切り替得ていく方針だとのことです。

タイは来年、合計1億2千万回のワクチンの購入を計画しており、すでに現地で製造しているワクチンであるアストラゼネカでは、6千万回分を予約しています。
今後、新しい変異種に対して有効なワクチンのみを調達すると述べました。

これまでにタイの人口7200万人の36%がワクチン接種を終えており、年末までに70%に達すると予定しています。

国は、低リスク国からのワクチン接種を受けた到着者に対して、11月より17の都県で検疫なしの再開計画を進めていると言われています。
パタヤ、ホアヒン、チェンマイ、バンコクなどの目的地が含まれます。

国民や政府内でも反発の強かった、防御力が紙レベルとの評判のシノバックワクチン。
ようやく見限ってくれるようで、ほっと一息です。
しかし、タイ国内でワクチン接種が完了した人の多くは、シノバックワクチン接種者なので、結局ブースターで3回目を打つなどしなければならず、国家予算がいくらあっても足りない状況に追い込まれているの事実です。

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