経済不振の「サンドボックス」計画に国内需要へシフト。プーケット島、10月1日から入島可能に。

プーケットは現在のサンドボックス計画が見込み以上に振るわないため、県の伝染病委員会が9月21日火曜日に、10月1日から現在の国内間でのロックダウンを解除し、空路、海路、陸路で入島できるようになると発表しました。

プーケット「サンドボックス」プログラムが、経済振興にほとんど意味をなしていないことは先日お伝えいたしました。

外国人観光客を受け入れたプーケットの現在。あれから2カ月、街は本当に潤ったのか?

ナロン知事によると、タイ国内線で到着する乗客は、到着日から6か月以内にCovid-19ワクチン接種を完了したか、Covid-19から回復したことを証明するものを提示する必要があります。
また、島に到着する7日以内に行われたRT-PCRまたは抗原検査法を使用して、陰性のコロナウイルス検査結果を示さなければなりません。

陸の玄関口ターチャットチャイ検問所または港を経由して到着する人も、到着の7日前までに、RT-PCRまたは抗原検査法を使用して陰性の検査結果を示す必要があります。

知事は、すべての入国旅行者は、「モーチャナ」アプリケーションをダウンロードする必要があります。

一方、プーケットの商工会議所の名誉会長であるスラチャイ氏は、現在のプーケットのサンドボックスプログラムでは、毎日約300人の観光客が到着しているが、タイ国観光庁が見込んでいた1日1,000人の外国人到着の目標をはるかに下回っていると述べました。

プログラムが始まった7月1日から9月20日まで、34,880人の外国人観光客しかプーケットを訪れていません。

スラチャイ会長は、損益分岐点に達するには、地元と外国人の両方で少なくとも6千人の観光客が毎日到着する必要があると言います。

プーケットの観光産業評議会の議長であるターネス氏は、国内旅行は今年の最後の四半期に回復する可能性が高く、国内旅行を追加することはプーケットの経済回復に不可欠であると主張しています。

国内旅行を禁止(または一部制限)している国が、外国人観光客を呼ぼうとしても、普通に考えてもなかなか来てくれるものではないでしょう。
無理に開けても、スラチャイ会長のおっしゃる通り、損益分岐点と言うものがあるので、返ってマイナスになってしまう企業すら出てきてしまいます。
本誌では繰り返し主張していますが、人の財布をあてにせず、先ずは国内を再編成して現状を見直すべきです。
利権に駆られた政策など、必ずあとで煽りを受ける結果となるでしょう。

ちなみにプーケットでは、連日200人を超える新型コロナ新規感染者が報告されています。

プーケット島を繋ぐサーラシン橋

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