外国人観光客を受け入れたプーケットの現在。あれから2カ月、街は本当に潤ったのか?

当初の目標値を大幅に下回り、新型コロナが蔓延しているにもかかわらず、観光スポーツ大臣のピパット氏は、プーケットサンドボックスプログラムは大成功だったと豪語しています。

しかしプーケットの地元の経営者らは、外国人観光客受け入れプログラム、プーケット「サンドボックス」が7月に開始されて以来、地元の中小企業はほとんど恩恵を受けていないと主張しています。

9月16日、地元メディアは、オールドプーケットタウンの複数の店舗オーナーにインタビューしています。

彼ら全員が一斉に、島はまだ非常に静かで、観光客はほとんどみかけないと話しています
観光客がいても、ほとんどの人は近所を鑑賞するだけで、物を買うことはめったにありません。

地元の事業者の代表は記者団に次のように語りました。
「現在、プーケットサンドボックスプロジェクトからの観光客をプーケット旧市街に旅行させるツアーガイドがいますが、毎日ではなく特定の日にのみです。これらはまた、多くの場合、建築物や地域を見て、実際に訪問者が店を歩き回ることを許可させない「ガイド付き」ツアーです」

「一部の大規模で強力なビジネスやリゾートは、サンドボックスからいくつかのメリットを得る可能性がありますが、私たちにはメリットがありません。さらにプーケットでは現在も新型コロナの感染拡大の状況が続いており、観光をするような雰囲気になっていません。予防接種の数が多いにもかかわらず、娯楽やナイトライフは依然として政府の命令によって閉鎖されており、開業できる業種は限られています。」

タイ政府は、サンドボックスの利点とそれによってもたらされる経済効果について継続的に主張してきましたが、小さな店や小売店の所有者によると、これのほとんどは「SHA +認定ホテル」、およびハイエンドの「大企業」にのみ適用された話しです。

経済効果を本当に必要としている小規模な小売業者ではありません。

10月からサンドボックスプログラムの対象エリアが広がったとしても、決して以前のような「店があれば何でも売れる」ような甘い話しにはならないようです。
またあの「甘い蜜」を、と考えているインバウンド系の経営者は、少し様子を見たほうが良いかと思いますよ。

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