【リポート】コロナ禍で露店商の売り上げは一日1000バーツから500バーツへ半減。しかし工場で働く人は通常一日約300バーツ。

新型コロナによって、いろいろな制限下に身を置かれても、人は食べるために仕事をしなければなりません。(一部例外を除く)
タイの地元メディアが、バンコクなどの路上で見かける露店商の今についてリポートしています。

昨年よりも多くの症例と死亡が見られた新型コロナの大流行。
それにもかかわらず、感染のリスクにさらされているとしても、多くの露天商や売り手がまだお金を稼ぐためにバンコクに向かっています。

タイのメディアがある露店商に取材をしています。
彼女は、生計を立てるために「カノムトム」(ココナッツのお団子)と呼ばれる昔ながらのタイのデザートを売らなければならないと語ります。
彼女は以前1日あたりで10キログラム近く売ることができましたが、新型コロナ禍のために今はその半分しか売れないと話しています。

コロナに感染するのが怖くて外出しない人が多く、彼女の収入は以前よりずっと低くなっています。
新型コロナが発生する前、彼女はなんとか1日1,000バーツ(約3500円)を稼ぐことができました。
今はたったの500バーツ(約1750円)しか稼いでいません。
収入は半分に減っています。
通りで売っているので、コロナに感染するのも怖いですが、生活のためやらなければなりませんと語っています。

揚げ餃子を売っている別の露天商も、以前は1日1,000バーツ以上稼いでいたが、現在は減収しているとのことです。
彼女はまた、経費を切り詰めるため、餃子に使用する原材料の量を減らす必要があると述べています。

今お金を節約しなければなりません。
今はお金を稼ぐことがすべてです。
借金があります。
家賃を払わなければなりません。
また食べる必要があります。
戦いは続けなければなりません。時々私は十分なお金を稼ぐことができず、何もするのに十分ではありませんと主張しています。

マスクなどを販売している別のカップルも、ウイルスの蔓延を防ぐために多くのフリーマーケットが閉鎖されているため、収入が少なくなっていると言います。
したがって、彼らはトラックの後ろからゲリラ的に商品を売るしかありませんでした。

日本なら登録や道交法やらで路上で簡単に商売はできませんが、タイではその点は自由ですね。
少し場所があれば、歩行者や車の通行の邪魔になろうが売り場が並びます。
それがかつて、一日1000バーツ以上の売り上げをたたき出していたということであれば、そりゃ工場なんかでせこせこ一日300バーツ前後で働けないですね。
コロナ禍で500バーツに売り上げが落ちたとしても、税金も払う必要ないし工場で働く人よりも多いです。(OTなどを除く)
もちろんそこには、保険やコロナ感染のリスク、売り上げの浮き沈みなどリスクは当然ありますが、それでも自分で商売をする人が多いってことは、うま味があるということなのでしょう。

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