3月27日、バンコクが漆黒の闇に包まれました。停電ではありません。「Earth Hour 2021」

 

photo by The Nation Thaland

3月27日バンコクは、約1時間ほど辺り一面、漆黒の闇に包まれました。
これは停電ではありません。
照明を消すことで、世界的なアースアワーキャンペーンに参加していたのです。

バンコクの副知事ソポン氏は、パトゥムワン地区のセントラルワールドで行われた式典を主宰し、「60 + Earth Hour 2021」の一環として、世界190か国の7,000都市とともにキャンペーンを開始しました。

エメラルド仏寺院と大宮殿では、20時30分から1時間消灯しました。
有名なワットアルンやサーオチンチャ(ジャイアントスイング)、ラマ8世橋、ワットサケットなども同様にキャンペーンに協力しました。

バンコクの121の建物と100の道路の照明もキャンペーンの下で消灯しました。

ソポン氏によると、バンコクは世界自然保護基金(WWF)タイやいくつかの機関と協力して、二酸化炭素ガスの排出量と電力使用量を13年間削減してきました。
「人々は、電化製品のプラグを抜いて、定期的に使用されていないライトをオフにする、たったこれだけで地球のためになる」とソポン氏は語りました。

アースアワーは、温室効果に取り組むために人々の間で電気を効率的に使用することについての意識を高めるために、2007年にWWFオーストラリア・シドニーで初めて開催されました。
世界中で同じ日・同じ時刻に電気を消灯することで地球温暖化防止や環境保全への問題を考えて行こうとする、世界最大級のキャンペーンとなっています。

何故か日本ではほとんど周知されていないのですが、世界190か国が参加する思いやりのある大きなイベントです。

photo by The Nation Thaland

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る