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「チェックビン!」これって欧米人に通じるの? 和製英語ならぬ、タイ製英語あれこれ。
- 2025/6/15
- もっと知りタイランド

日本にも「和製英語」がありますが、タイにも、タイ語と英語が混ざり合った「ティングリッシュ(Tinglish)」が日常会話で広く使われています。
タイ人同士では通じるけれど、タイ語をまじめに勉強した人にとっては、少し不自然に聞こえることも。
今回は、タイでよく耳にする代表的なティングリッシュ表現と、その意味や正しい英語表現をご紹介します。
1. 「Check Bill(チェックビン)」
タイのレストランでは、お会計の際によく「Check bill!(チェックビン)」というフレーズが使われます。
例:「พี่เช็คบิลค่ะ」
→ 「すみません、お会計お願いします!」
なお正しい英語では…、
・Check, please!
・Bill, please!
2. 「Fitness(フィットネス)」
「Fitness」は、タイではジムのことを指しますが、英語では「体の健康・体力」などの意味になります。
例:「ช่วงนี้อ้วนขึ้น ไปฟิตเนสกัน」
→ 「最近太ってきたから、ジム行こう!」
正しい英語では…、
・Let’s go to the gym!
・I’m going to the gym.
3. 「Hi-so(ハイソ)」
「Hi-so」は「High Society(上流階級)」の略で、お金持ちの人を指すタイのスラングです。
例:「วันนี้แต่งตัวอย่างกับไฮโซ」
→ 「今日はまるでハイソみたいな服装だね!」
英語では…
・You look so elegant!
・Very posh today!
4. 「In Trend(イントレンド)」
タイでは流行のことを「In trend」と言いますが、英語のネイティブはあまり使いません。
例:
「ไม่ซื้อ Art toy หรอ กำลังอินเทรนด์เลยนะ」
→ 「アートトイ買わないの?今すごく流行ってるよ!」
正しい英語では…、
・That’s so trendy!
・It’s really in fashion.
5. 「Close the light(ライトを閉める)」
「Close the light」は、タイ語の「ปิดไฟ(ピットファイ=電気を消す)」を直訳した表現です。
正しい英語では…、
・Turn off the light.
6. 「Same same but different(同じようで違う)」
タイで一番有名なティングリッシュかもしれません。
似ているけど違うよという意味で、屋台やマーケットでよく使われます。
例:「Same same but different, kha!」
→ 「ほとんど同じだけど、ちょっと違うのよ!」
正しい英語では…、
・They’re similar.
・Almost the same.
ティングリッシュが生まれる理由
英語はタイの若者の間でも広く使われており、タイ語の文法や言い回しを英語にそのまま当てはめて使う文化が自然と根付きました。
その結果、タイ独特の英語表現=ティングリッシュが生まれ、タイ人同士や外国人とのコミュニケーションにおいて、ユニークな「橋渡し」の役割を果たしています。
日本人には、本来の英語の使い方よりも「ティングリッシュ」の方が、伝わるかもしれませんね。