プーケット空港発ロシア航空機、アンダマン海上を3時間旋回。前輪に不具合。スワンナプーム空港に緊急着陸。

ロシアの航空会社アエロフロート(Aeroflot)のSU277便が、プーケット空港を離陸し、目的地であるロシア・モスクワへ向かう途中で技術的な問題が発生し、アンダマン海上空域を約3時間旋回した後、スワンナプーム空港に緊急着陸するという事態が発生しました。

着陸不能の原因と緊急対応

2月10日、プーケット空港は、この事態について声明を出しています。

SU277便は当初、通常通りモスクワに向かう予定でしたが、前輪の格納ができないという技術的トラブルが発生しました。
その後、安全確保のため、スワンナプーム空港での緊急着陸が決定された。

さらに、安全上の理由から燃料を消費しなければならず、アンダマン海上空域で約3時間旋回する必要がありました。

プーケット空港ではなくスワンナプーム空港を選んだ理由として、プーケット空港には滑走路が1本しかなく、緊急支援施設がないため、適切な対応が困難であることと、スワンナプーム空港の方が設備が整っており、安全に着陸できることが挙げられています。

スワンナプーム空港の対応と乗客のその後

スワンナプーム空港の緊急対応チームは、SU277便の着陸に備え万全の準備を整えていました。
その結果、同機は21時10分に滑走路01Rへ無事着陸し、大きな混乱はなかったと伝えられています。

また、搭乗していた約300人の乗客は、タイ国際航空(Thai Airways)によってモスクワまで輸送される手配がなされたとのことです。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る