タイのジャーナリスト、現場の危機?! 70%が高ストレス、80%が生活習慣病に直面。酒、たばこ、大麻。

2024年の健康調査によると、タイのジャーナリストの約70%が高いストレスを感じており、90%が定期的な休日を持たず、80%が生活習慣病(NCDs)に悩んでいることが明らかとなりました。

この調査結果は、12月19日(木)にバンコクのアーヴァニ・ラチャダー・ホテルで開催されたタイ健康促進財団(ThaiHealth)と「ウェルビーイングのためのメディア財団」によるフォーカスグループで発表されました。

主な課題

・長時間労働と不安定な雇用:2024年1月から6月の間に300人以上のメディア関係者が解雇され、ストレスと経済的不安が悪化しました。

・社会的要因の影響:アルコール、タバコ、大麻の使用が問題として挙げられました。

・オンラインメディアの飽和状態:過剰な労働、福利厚生の欠如、2025年の「メディアバブル崩壊」のリスクが懸念されています。

タイ健康促進財団の理事、ウィチェート・ピチャイラット氏は、これらの課題に迅速に対応する必要性を強調し、ジャーナリストの健康と福祉を守るための協力的な解決策を提案しました。

「ウェルビーイングのためのメディア財団」の事務局長であるナッタナン准教授は、調査データを基に次のように述べました。

・ジャーナリストの89%が週に2日以下の休暇しか取れず、約70%がストレスを感じている。
・77%が生活習慣病(NCDs)を抱えている。

ナッタナン准教授は、タイのメディア関係者の健康と生活の質を守るために、即時的な予防措置が必要だと強調しました。

この調査結果は、タイのメディア業界における健康問題の深刻さを示し、持続可能な働き方改革の必要性を問いかけています。

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