【タイ】雨季における冠水がもたらすもの

2020年6月3日。

タイは既に本格的な雨季に入りあちこちで道路が冠水している風景を昨日お伝えさせて頂きました。この結果は、単純に雨に濡れる水に濡れるというだけではありません。

①冠水している水は汚水です
タイは下水はほぼ処理せずに川や海へそのまま流しています。雨で排水能力がキャパオーバーとなりますと、下水の水が混ざり上がってきます。サルモレラ菌、コレラ菌、ノロウィルスなど水しぶき程度でも感染する可能性ありますので、ご注意ください。切り傷などあると破傷風などにかかる危険性もあります。雨が上がっても、マスクをされることをお薦めします。

②ゴミ問題
そもそもタイの排水能力が悪いのは、排水管に生活ごみが溜まりに溜まっているからという側面もあります。(傾斜が緩やかな土地と言う部分もありますが)元々消費大国でプラスティックごみ排出上位の国でしたが、最近は新型コロナの影響でデリバリーや持ち帰り食品などを利用する方が増え、さらに悪化しています。そしてごみへのマナーも最悪です。ゴミ箱以外への投げ捨ても多く、そのゴミが排水管を詰まらせ冠水させやすい状態を作っていきます。
当然、冠水後はそのゴミも散乱していきますので、悪臭だけでなく様々な病原菌も浮遊しています。

今の時期は不用意にローカルな場所に行きますと、思わぬお土産を持ち帰る可能性もありますので、新型コロナだけではなくこのような点にも十分に注意してください。

 

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