GRAND「ウェスティンバンコク」を売却へ。資金繰り悪化、土地賃貸契約も解除に。
- 2026/9/24
- ホテル情報

タイの不動産・ホテル開発会社Grande Asset Hotels and Property(GRAND)は、バンコク中心部のホテル「ウェスティン・グランデ・スクンビット・バンコク」の運営に使用する資産を、Rabbit Holdings(RABBIT)に最大4億9,460万バーツで売却する計画を明らかにした。
GRANDの取締役会が9月22日に売却案を承認した。
今後、10月27日に開催する臨時株主総会で承認を求める予定だ。
売却対象にはホテル関連資産のほか、施設内の賃貸・小売事業や関連ライセンスなども含まれる。
背景にあるのが、同社の深刻な資金繰りの悪化だ。
GRANDによると、資金不足から土地の賃料などの支払いが滞り、ホテル敷地の75%を保有する共有地主グループから土地賃貸契約を解除されたという。
契約に基づき、同社にはホテル建物の解体や土地の原状回復、資産の撤去などの義務が生じているという。
さらに、残る25%の土地権利を持つ別の地主グループとも法的紛争が続いており、土地を巡る問題がホテル運営に直接影響しているとしている。

◆満期社債5.93億バーツ、支払い延期を要請
GRANDの財務状況も厳しい。すでに償還期限を迎えた社債関連債務は約5億9,300万バーツで、元本5億4,000万バーツと利息5,300万バーツからなる。
同社は、支払いの延期を要請している。
このほか、まだ期限を迎えていない債務も約85億6,900万バーツに上る。
資金確保を優先するため、GRANDは傘下のロイヤルオーキットホテル (Thailand)(ROH)が実施する増資についても、新株引受権を放棄する方針を決めた。
全ての権利を放棄した場合、ROHへの出資比率は現在の97%から約74.71%まで低下する可能性があると報じられている。






































