バンコク都知事、BTS運賃の上限を47バーツから65バーツへ引き上げ検討! 赤字6億バーツ!

バンコク都知事チャッチャート氏は、BTSスカイトレインの運賃の上限を、現在の47バーツから65バーツに引き上げる可能性があると発表しました。
これは、通勤者の経済的負担を軽減するために市が補助している費用による損失を埋め合わせるためだと説明しています。

チャッチャート知事によると、バンコク都庁(BMA)はBTS社にグリーンラインの運行を委託しており、年間約80億バーツの費用がかかっていると言います。
しかし、運賃収入は年間わずか20億バーツ程度であり、市は年間約60億バーツの赤字を負担している状況です。

知事は、「鉄道運賃を補助するために、市の積立金(すなわち市民の税金)を使用するのは、公平性の観点から問題がある。グリーンラインをほとんど利用しない市民も多い」と述べています。

公平性を保つために、都知事は運賃の上限を全区間65バーツに引き上げる可能性を示唆しています。
一方で、短距離区間の最低運賃(現在17バーツ)は引き下げる可能性があるとも述べています。

またチャッチャート知事は、運賃問題とBMAがBTS社に対して負っている債務は別問題であると強調しています。
さらに、中央行政裁判所の命令に従い、今月末までに債務のうち320億バーツを支払う見込みであることを明らかにしています。

この債務支払い後、BMAの積立金は約60億バーツ残る見込みだが、「今後は慎重かつ賢明に使用すべきだ」と知事は述べています。

なお、アヌティン政権は、前政権の「バンコクおよび近郊全路線を一律20バーツにする」運賃政策を凍結中です。

タイ貢献党による「全路線20バーツ」が実行されていたら、バンコク都は本当に破綻していたかもしれません。
鉄道運営にお金がかかるのは承知していますが、先ずは運営会社の支出状況に監査を入れるべきです。
おそらく、かなりの無駄金が、ダダ洩れしているはずです。

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