バンコク、サナームルアンのホームレスを狙う「口座売買」。国家公務員の関与疑惑も。

最近の突然の銀行口座凍結にも、関係しているかもしれません。

9月16日、社会活動家ソムバット氏が、サナームルアンでの「口座売買」の実態をフェイスブックで報告しました。
最も狙われるのは、生活拠点をサナームルアンに置くホームレスたちでした。

同地がホームレスの拠点となる理由は、交通の要衝であること、広く生活しやすい空間があること、無料の弁当(炊き出し)が配布されること、同じ境遇の人々が集まりやすい心理的環境があることです。
一時的に立ち退きをさせても、家賃を払えない人や仕事を探す人が再び集まり、コミュニティが形成されるのだと言います。

口座売買は以前の人身売買の手口から進化し、口座開設やバイク購入後の転売などが主流になっています。
ブローカーは周辺にいる人物で、一部では国家公務員が後ろ盾となり、口座1件あたり500〜5,000バーツの報酬が支払われていると言います。

銀行側は異変に気づき始め、ホームレス風の人物には厳しく確認していますが、国家機関はまだ動いていません。

ソムバット氏は、ホームレスが増加し勧誘も続いている現状を警告しています。
短期間で口座開設を持ちかけられ、最終的には一般市民の口座も巻き込まれるトラブルに発展していると指摘しています。

日本でもありそうな話ですが、国家公務員がかかわってくるのがタイらしいですね。

 

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