命に関わるケースも! タイ人みんな大好き「タイしゃぶ」の食材からリステリア菌検出!

タイの医師が、バンコクで販売されているエノキタケから食中毒の原因となるリステリア菌が検出されたとして、消費者に注意を呼びかけている。
市内の販売業者4社から採取した計5検体を検査したところ、すべて陽性だったという。

TikTokで「Dr. Benz Masterpiece」として知られるコーシット医師が10月27日にSNSで警告した。
エノキタケは、タイでもマーラー鍋やしゃぶしゃぶ、タイ式焼き肉などで広く食べられている。

検出されたのは「リステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)」と呼ばれる細菌で、冷蔵庫内でも生存・増殖できるという特徴がある。
そのため、冷蔵保存していても安全とは限らず、加熱が不十分な場合には感染の危険性が残るという。

リステリア菌に感染すると、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、悪寒、筋肉痛、倦怠感などの症状が現れることがある。
重症化すると血流感染症や髄膜炎を引き起こし、死亡するケースもある。

医師は特に、高齢者、妊婦、乳幼児、免疫機能が低下している人の4つのグループに対し、可能であればエノキタケの摂取を避けるよう勧めている。

一方、一般の消費者に対しては、エノキタケを食べること自体をやめる必要はないと説明。
重要なのは十分に加熱することで、沸騰した湯で少なくとも2分間ゆでることを推奨している。
鍋料理などで、しゃぶしゃぶのように短時間スープへ浸すだけでは、加熱不足になる可能性があるという。

タイ工業省傘下の国立食品研究所も2024年4月、生のエノキタケが生産や保管の過程でリステリア菌に汚染される可能性を指摘していた。
同研究所は、清潔な水で洗ったうえで、70度以上で少なくとも2分間加熱するなど、十分に火を通してから食べるよう呼びかけている。

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