ネスレ、タイに230億バーツ投資!最新鋭のコーヒー工場建設を開始、2028年後半に稼働へ

スイスの食品大手ネスレ(Nestlé)は10月21日、タイのサムットプラカーン県に230億バーツを投じて建設する新たなコーヒー工場「House of NESCAFÉ Thailand」の起工式を開催した。
人工知能(AI)やロボットを活用した世界最先端クラスの生産拠点となる予定で、2028年後半の稼働開始を目指す。

新工場はアラヤ工業団地(ARAYA Industrial Estate)に建設され、インスタントコーヒー、調味済み粉末コーヒー、缶入りコーヒーなど、ネスカフェブランドの幅広い製品を生産する。

工場には、ネスレ独自のコーヒー抽出技術や香りを保持する技術に加え、AI、ロボット、高度な自動化システムを導入する。敷地内には10万パレット以上を保管できる自動倉庫を備えた物流センターや、新商品の研究開発を行う「コーヒー・イノベーションセンター」も設置される。

また環境対策として、使用電力の100%を再生可能エネルギー由来とすることを目指すほか、バイオマス燃料や廃熱回収システム、水の再利用設備などを導入。
埋め立て廃棄物ゼロの実現にも取り組む。

新工場では500人以上の雇用を創出する見通しで、技術専門職や高度な技能を持つ人材の育成も進める。
さらに、タイ国内の農家やサプライヤーから、コーヒー豆、砂糖、生乳など年間約43億バーツ相当の原材料・資材を調達する計画だ。

ネスレは40年以上にわたりタイ産ロブスタ種コーヒー豆の主要な買い手となっており、今後も農家への技術研修や高品質な苗の提供、栽培地域の拡大支援などを継続する。

ネスレのアジア・オセアニア・アフリカ地域担当CEO、レミー・エジェル氏は、タイが同社にとって最大規模かつ最も活発なコーヒー市場の一つであるとコメントした。
今回の投資によって東南アジアでの生産能力を強化し、長期的な成長につなげる考えを示した。

ネスレは、新工場をタイ国内のコーヒー市場だけでなく、東南アジア全体の事業拡大を支える重要拠点と位置付けており、雇用創出や国内調達の拡大を通じて、タイ経済への長期的な貢献を目指している。

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