セントラルパーク成功の影で「デュシタニ」経営権争いが激化。CEOが競合グループの買収を警告

「Dusit セントラルパーク」で沸き立つ Dusit Thani Public Company Limited(DUSIT) で、経営権をめぐる対立が激しくなっています。

CEO兼会長代行のチャニン・ドナワニック氏は、大株主 Chanat and Children Co., Ltd. が他の投資家と連携し、競合のセントラル・グループの利益のために企業買収を狙っていると警告しました。

チャニン氏は、もしセントラル出身の取締役が選任されれば、デュシタニの経営方針が競合の支配下に置かれ、顧客基盤や経営戦略といった機密情報が流出し、企業ブランドが消滅しかねないと主張しています。

株主総会の決議延期

9月26日の臨時株主総会(EGM)では、新取締役選任や権限変更など重要議題が12月4日に延期されました。
これは、独占禁止法上の問題を証券取引委員会(SEC)と公正取引委員会(TCC)が調査するためだと言われています。

一方、チャニン氏の解任動議は少数株主の反対多数で否決され、同氏は「現経営陣を支持してくれた」と感謝を表明しました。

今後の焦点

延期された臨時株主総会は12月4日に開催予定で、TCCの判断がデュシタニの将来を左右するとみられます。

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